冨野先生のコラム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 


伊豆の太陽: 
2005年末にアドヴァンス・マッサージのワークショップのため伊豆に行きました。



 私は年初に「今年はこういう年にしよう!」とプランや目標を立てるのは苦手で、いつも年末に「気が付いたらこういう年だった・・」と振り返るほうです。

 2005年は、気が付いたら手が変わっていた年でした。

 トリートメントの前にタオルの上から手で触れる時「何を乗せているんですか?」と聞かれることがあります(平たく大きくて軽い、特殊なホットストーンのようなものを乗せていると思われていたようです・・)。また、トリートメントの後でお茶を差し出すとき「え!?意外と手、小さいですね。巨大な手かと思っていました・・」とも言われます。

 1年前にはなかったことです。


講師のオリバー先生と: 「お腹側から背中の筋肉にアプローチする」というディープな技の数々を学びました。





 元々、ボディーワークに向いている手ではありませんでした。薄くて小さい指先、力も全然ありません。アロマやリフレクソロジーの学校では、教わったとおりにやっているのに、他の受講生から「気持ちよくない」と言われてショックを受けたこともあります。

 クライアントから言われるだけではなく、自分でもはっきりと手が変わった感覚があります。クライアントの皮膚に触れる時、「もやもや」「ピリピリ」した感じのものが、自分を通して地面にさーっと流れていくのを感じます。電化製品についている「アース」になった気分です。そして、地面からの温かいエネルギーが自分を介してクライアントの身体の中にじんわりと入っていく感じがします。そんな時、自分は人にトリートメントを施しているという意識はあまりなく、クライアントがしっかりと地面にグラウンディングをするのを助ける媒体のような気がしています。



寸暇を惜しんで練習。人に触るのが楽しくてしょうがない。



 トリートメントは、殆ど目をつむっています。そのほうが、自分の手が、動物の触角のように感覚が冴えるからです。必要な所に自然と手がひっぱられていきます。頭の部分に「アース」が必要な人が多いようで、自然と頭部のトリートメントに時間をかけていることが多いみたいです。このように、トリートメント中は直感に任せて動いているので、次にどんな動きをするのか、自分でも分かりません。自分の思考は完全にストップして瞑想状態になっているので、トリートメントが終った時には、クライアントだけではなく自分自身にも何か必要な「気付き」が起こることが良くあります。
 
 「手を変えよう」と思って、努力して変わった訳ではありません。本当に、自然の流れに従っていったらこうなりました。必要なものが満たされていったという感じです。2006年はどんな1年になるのでしょうか。わくわくします。