心理的トラウマへのトリートメント
脳に関連する疾患に働きかけるのは、あくまでもクライアントの「症状」に対する働きかけ。もちろん今出ている身体症状に働きかけることは重要ですが、その疾患を生み出した「根本原因」に働きかけるのが、ロネ・ソレンセン流です。(フェイシャルリフレクソロジーも原因の追究を基本にしていますね。)
病気は事故、先天性、遺伝子異常などによるものも考えられますが、85-90%は感情の乱れが原因といわれます。心理的ショックは身体に刻み込まれ、生化学反応を起こすため、足にトラウマのディポジットができます。足の脊椎反射区にふんわりしたディポジットができ、これも神経を圧迫します。それをそのままにしておけば、何年もかけて徐々に神経への圧迫を強めます。気付かないうちに臓器に対する神経伝達が弱まり、これが病気につながると考えられます。
またそれは性格にも影響してきます。ですので、生まれてから現在までに受けた最も大きな心理的トラウマの年齢を探り、トリートメントで開放をし、根本原因からアプローチをしていきます。ニューロフットベーシックでほんの少し触れたトラウマのディポジット探しを、このコースでは技術を確かにし、理論も深く掘り下げます。
24個の椎骨と仙骨それぞれに対応する感情があり、トラウマをそのままにしていると、それぞれの椎骨に対応する感情が生じてきます。もし足のサインをトリートメントせず、そのまま持ち越すと、それぞれの椎骨に対応した身体症状が現れます。
例えば、心理的トラウマのディポジットが頚椎1にあったとします。ロネのテキストにはチャートがあり、頚椎1の神経支配する器官は脳下垂体、内耳等です。
この頚椎1から影響する感情は恐れ、混乱。これをそのままにしておくと、身体症状として頭痛、不眠、高血圧、めまい等の症状が出てくる、となります。頚椎1の損傷でむちうち、頭蓋の筋緊張が起こり、心理的衝撃を受け、ディポジットが生じ、恐れが出て、頭痛が出る・・・という具合です。ディポジットによって感情と身体症状が同時に出てくることもあり得ます。
逆に、身体症状から心理的トラウマの年齢を探ることもできます。例えば、喘息の身体症状が出ているクライアントがいたとしたら、ロネのテキストで喘息は胸椎1と関わっており、足に心理的トラウマのディポジットが胸椎1にあるかを確認することもできます。
ここでロネが強調していたのは、クライアントの過去が知りたいのではなく、どんなことが起こったのかが重要なのでもなく、今持っている症状を引き起こした原因に働きかけ、心理的トラウマを開放する。それによって心と身体が変わることにつながる、ということです。クライアントが自分の心理的トラウマに向き合うことが必要なのです。つらい作業かもしれませんが、意識したり、受け入れることで、身体症状の改善速度が速くなる、とロネは教えてくれました。性格もトリートメントによって戻ってくるそうです。ニューロフットベーシックと同じ位、このアプローチは重要と考えます。心理的トラウマのディポジットが無くなって初めて、病気の完治と言えるのです。