
認知症とメディカルアロマセラピー
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精油の研究からみる予防と回復

世界一の超高齢社会といわれる日本で、65歳以上の15%が発症するといわれる認知症は、今や生活習慣病と並ぶ国民病の一つとなっています。鳥取大学では認知症の初期症状と嗅覚機能の低下の密接な関係に着目し、長年認知症研究が行われてきました。
多くの検証を重ね、辿り着いたのが「香り」です。様々な香り成分を検証し、最も高い効果(認知機能テスト)を示した数種類の精油にしぼり、介護施設の臨床検査において、有意な結果が確認されました。嗅覚への刺激による認知機能の改善を見出した臨床研究論文は、世界でも貴重なエビデンスとして、その価値が評価されています。
最近まで「予防や回復は困難」と考えられ、未だに有効な治療法や薬がない認知症。世界で最初の「超高齢社会」となった日本の「認知症対策」という道のりは始まったばかりです。
本セミナーは鳥取大学医学部で研究された「認知症患者におけるアロマセラピーケア」について、その方法や過程、効果の点から解説する共に、予防として取り組む際のポイントなどを教えていただきます。
講師からの言葉

令和元年6月 政府 認知症対策新大綱(厚労省)発表を受け、認知症の「予防と共生」 が重点主作とする旨、全国紙一面に掲載されました。従いまして、団塊の世代が後期高齢者になられる年2025年までの6年間認知症対策は、国の重要施策の一つとして本格推進されます。
未だ医学的・科学的に詳細解明されていない認知症対策の国策推進は、困難を極める事は必至です。
最終的に、企業に対して認知症研修を義務付け、お客様や従業員(家族含)への指導・啓発の活動実施を仕向けると予想します。
つまり、企業や個人の別なく、認知症への認識を深め、知識を習得し、「自分の身は自分で守る」が基本となり、嫌でも認知症と向き合わざるを得ません。遅かったとは言え、政府が認知症対策を掲げた事実は、超高齢社会日本において、大きな前進と評価すべきでしょう。
今後、認知症は益々身近な存在となって参ります。今私達に必要なのは、認知症に関する様々な側面からの知識習得です。なったら治らないと言われる認知症も、ならない様に予防する手段も分って来ました。決して簡単ではありませんが、その中の幾つかでも、ご参加の皆様にお伝えできたら幸いです。
講座日時
2021年7月14日(水)
14:00-15:30 セミナー
15:30-16:00 質疑応答
当日ご都合が合わない方は、7月21日(水)まで録画を視聴できるURLを後日お送りします。
LIVEインターネットを利用したライブ配信で開催します。
インターネットに接続できる環境で、パソコン(カメラ、マイク付き)、スマートフォンでご参加いただけます。
講師紹介
鳥取大学発ベンチャー・株式会社ハイパーブレイン
代表取締役 鍵谷 浩一郎氏
受講料
8,800円(税込)
5,500円(税込)(IMSIIFPA在校生卒業生)
メディカルアロマセラピーにご興味ある方は、
「~医療現場でアロマセラピーの導入をお考えの方へ~メディカルアロマセラピーの現状」もご覧ください。
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