アロマセラピーの科学的解明と医療への可能性
アロマセラピーの科学的解明と医療への可能性
精油の真の力を科学的エビデンスで証明!アロマセラピーの信頼と可能性を飛躍させる2Dayセミナー
- オンライン
- LIVE
- アーカイブあり
- メディカル
- 専門性アップ
- 家族のケア
- セルフケア
- CPDカテゴリーA
受講時間
計4時間 (2回)
受講料
17,600円(税込)[16,000円(税抜)、消費税1,600円]
※IMSIのIFPAコース生及びIFPA会員のための特別価格 13,200円(税込)[12,000円(税抜)、消費税1,200円]
IFPA会員の方は、申込フォームのコメント欄に会員番号と有効期限をご記入ください
担当講師
この講座の特徴
- アロマセラピーが医療機関で治療目的で利用されるために必要な、その作用の科学的な解明を目的とした研究内容を知ることができます。
- 精油を嗅いだ時と皮膚に塗布した時、成分がどのように作用するのかを研究した実験内容とその結果を学ぶことができます。
- 他のセラピーとアロマセラピーの違いを明確に認識し、アロマセラピーの有用性を説明する確固たる知識を手に入れることができます。
- アルツハイマー型認知症、不安、疲労、自律神経に対するアロマセラピーについて研究をおこなう第一人者より直接学び、その研究データを手に入れることができます。
- エビデンスを取ることに興味のある方は、医学で認められるための精油の研究方法についての理解を深めることができます。
講座の概略
「医療現場にアロマセラピーを導入したい」「アロマ=‟なんとなく癒やし系”というイメージから卒業したい」「アロマに懐疑的な人に納得してもらえる、医学的な説明ができるようになりたい」という希望を持つ方にとって、待望のオンラインセミナー。
「アロマセラピーには効果がある!」と多くのアロマセラピストは感じていますが、それが「精油の作用」なのか「タッチングの作用」なのか、それとも「プラセボ効果」なのかを科学的に検証することは、実はとても難しいことなのです。当然、科学的で明確なエビデンスがないと、医療現場で精油を治療として活用することは難しいとされています。
このオンラインセミナーでは「アロマセラピーが医療分野で用いられるようになるための科学的な解明」を研究目的としている精油研究の第一人者が、その実験方法や結果について分かりやすく解説します。
Day1は、精油吸入による不安・疲労・認知機能・自律神経への作用について、Day2は、トリートメントにより皮膚に塗布した精油がどのように自律神経へ作用するかを、それぞれ‟プラセボを排除した状態”で実験をおこなった結果を、データと共に詳しく学びます。精油の科学的なデータが満載の配布資料(PDF)は、アロマセラピストが絶対に知っておくべき貴重な情報が盛りだくさん! 科学的エビデンスとなる貴重な研究データを手に入れることで、他のセラピーとアロマセラピーの違いを明確に認識し、アロマセラピーの有用性を説明する確固たる知識を手に入れることになります。
講師を務めてくださる国際医療福祉大学・成田薬学部教授の佐藤忠章先生は、大学の薬学部レベルの講義内容を、アロマセラピスト向けに、優しく、分かりやすく、丁寧に説明してくださいます。アロマセラピーのエビデンスに興味のある方なら、どなたでも大歓迎です。どうぞ安心してご参加ください。
講座概要
受講時間
計4時間 (2回)
受講料
17,600円(税込)[16,000円(税抜)、消費税1,600円]
※IMSIのIFPAコース生及びIFPA会員のための特別価格 13,200円(税込)[12,000円(税抜)、消費税1,200円]
IFPA会員の方は、申込フォームのコメント欄に会員番号と有効期限をご記入ください
開催場所
オンライン
その他
2026年4月10日(金)までアーカイブ視聴が可能です。視聴期限延長をご希望の場合は、再受講料(受講料の半額)にて承ります。
※Day1 は、過去にIMSIで開催した「嗅ぐことによるアロマセラピーの脳への作用」と同じ研究をベースとしています。同講座に出席済みの方はDay1を免除にすることが可能です(受講料半額)。
講座資料はPDFでお送りします。印刷した資料の郵送は有料(1650円)にて承りますので、希望される方はご連絡ください。
講座日程
2026年2月24日(火)スタート
2026年2月24日(火)、3月10日(火)
時間:13:00‐15:00
講座詳細
Day1: 精油吸入による不安・疲労・認知機能・自律神経への作用についての研究方法とその結果
- アロマセラピーを医療現場で積極的に活用するため必要なこと
- 科学的エビデンスに必要な精油の成分分析について(ガスクロマトグラフィー(GC) 分析結果で何を見るか)
- 精油の抗不安作用をプラセボを排除した状態で測る実験内容とは
- 抗不安様作用のエビデンスのある精油
- 精油の抗疲労作用をプラセボを排除した状態で測る実験内容とは
- 抗疲労作用のエビデンスのある精油
- 精油の認知機能への影響をプラセボを排除した状態で測る実験内容とは
- アルツハイマー型認知症に応用される精油
- 吸入した精油の自律神経への影響をプラセボを排除した状態で測る実験内容とは
- 精油が自律神経に及ぼす影響
- 医療分野におけるかおりの今後
Day2:精油成分の体内移行性とトリートメントによる効果
- 薬物の体内動態(吸収・分布・代謝・排泄)と薬効発現
- 精油の吸入による体内移行性(嗅いだ精油成分は脳のどこに行くか?)
- 精油の経皮吸収について
- アロマセラピーが「科学的でない」とされる理由とは?
- 作用の「科学的解明」とは?
- アロマセラピーの作用とは?
- アロマセラピーをもっと臨床現場で活用してもらうために
- 皮膚塗布した精油の自律神経への影響をプラセボを排除した状態で測る実験内容とは
- ヒトを対象におこなう臨床実験とその種類
- さまざまな精油の交感神経/副交感神経への作用の比較
このような方に
おすすめです
- アロマセラピーを医療現場で治療目的に活用できる可能性を深く学びたい方
- 医療現場にアロマセラピーを導入したいアロマセラピストや医療従事者
- アロマ=”なんとなく癒やし系”というイメージから卒業したいアロマセラピスト
- アロマに懐疑的な人に納得してもらえる、医学的な説明ができるようになりたいアロマセラピスト
- 精油の科学的エビデンスに興味があり、その実験方法や研究結果を知りたい方
- 認知症、うつ、不安、メンタルの疲労など精神面のケアにアロマセラピーを活用したい方
- アロマセラピーの作用が、他のセラピーの作用とどのように異なるかを、科学的エビデンスとともに知りたい方
講師紹介
佐藤忠章
佐藤忠章
国際医療福祉大学成田薬学部教授。
アロマセラピーの科学的解明に向けて多数の基礎研究を行う日本の研究者の第一人者として、スコポラミン誘発アルツハイマー型認知症モデルマウスに対するローズマリー精油吸入による効果、ストレス存在の有無によるタイムリナロール精油の抗不安様作用の影響、植物精油の主要な成分であるα-ピネン・リモネン・リナロール・1,8-シネオールの吸入と腹腔内における脳内動態、ポリI:C誘導による脳疲労モデルマウスに対するタイムリナロール精油の抗疲労効果、ヒノキ精油吸入による主要成分α-ピネンの脳内分布と抗不安様作用などの研究を発表している。
大学では、生薬学、漢方医学、天然物化学の講義を担当している。
ガスクロマトグラフィーによる成分分析について
「ラベンダーは不眠に良い」と言っても、医療の業界では通用しません。南フランス産なのか、富良野産なのかで成分が違いますし、自然の産物ですから、産地が同じでも収穫時期や年によって変わるのは当然です。
学会や論文などで科学的に効果を述べるには、成分を明確にする必要があります。佐藤先生は、研究に使う精油については、ご自身でガスクロマトグラフィーで成分分析をおこないます。このコースでは、アロマセラピストがあまり馴染みのない成分分析について、解説していただきます。
精油成分の脳内移行性
「精油の分子は、嗅上皮から嗅神経が刺激され、電気信号となって脳へ伝わる……」という神経学的伝達経路がよく知られていますが、これでは脳内に精油がどのくらい移行したのかを測ることはできません。
そこで佐藤先生は、精油を嗅いだ後、精油の分子が血流に入り、脳のどの部位に、どのくらいの量が運ばれてしていくのかを詳しく調べ、「薬学的伝達経路」を世界で初めて解明しました。
精油の種類や成分にもよりますが、嗅いだ精油の成分は(電気信号ではなく分子そのものが)、確実に脳の様々な部位に移行していることが分かりました。
セミナーでは、このアロマセラピストに殆ど知られていない「薬学的伝達経路」について佐藤先生に解説していただきます。
香りの無いアロマセラピーには、効果がある!?
アロマセラピーの教科書には「精油の芳香成分が皮膚から身体に浸透して効果を発揮する」と書いてありますが、果たして本当なのでしょうか?
実は、香りを嗅ぐことで良い気分になり、それが身体への良い影響を与えているだけなのではないでしょうか?
そんな疑問を解決するために、佐藤先生は「香りを感じない状態」でアロマセラピーをおこない、その効果を計測しました。
セミナーでは、その実験方法や結果についても、佐藤先生にお話ししていただきます。
講座日程
2026年2月24日(火)スタート
2026年2月24日(火)、3月10日(火)
時間:13:00‐15:00
