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IFPAとは?(International Federation of Professional Aromatherapists)

IFPAのロゴ

IFPA(国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟)は、世界各国でプロのアロマセラピストとして活躍する会員によって構成される、イギリスのアロマセラピスト協会です。イギリス政府との連携のもと、アロマテラピーに関する法規を定めたり、アロマテラピーの発展や研究を進めたりする一方、アロマセラピストの地位・技術の向上、質の高いアロマセラピストの育成に力を注いでいます。

イギリス国内のアロマセラピー学科を設けている大学では、IFPAの認定カリキュラムを採用していることから、IFPAは教育機関からも高い評価を得ています。

認定校審査や正会員認定審査の厳しさからも、アロマテラピー業界において世界最高水準の協会と位置づけられているIFPA。正会員は医療・福祉機関やホリスティックセラピー業界など多岐にわたるフィールドでプロフェッショナル・セラピストとして活躍しており、世界的にも豊富な臨床データを誇っています。

IFPAのアロマセラピー

イギリスでは、病院の中にアロマセラピストが常駐して患者さんにケアをするということが多くあります。直接病気を治療する西洋医学とは違う自然なアプローチで、痛みの緩和や睡眠の質の改善、食欲の増進や心のケアなど、多くの場面でアロマセラピーが役立てられています。また、病院だけでなく、地域社会の中で人々を健康に導く専門家として活躍していて、介護、福祉、スポーツ、教育などの分野にも活躍の場が広がっています。

アロマセラピストには、解剖生理学、病理学、精油の薬理学や化学などの専門知識や、どんなクライアントにも臨機応変に対応できるマッサージテクニック、子供から高齢者まで幅広くケアできるスキルが必要とされています。IFPAのカリキュラムには、これらの専門的な学びが含まれています。

女性看護師と車椅子に乗った年配の女性との会話

IFPAの歴史と現在

1980年代~90年代にかけて、イギリスには、ISPA、IFA、RQAという3つの大きなプロフェッショナル・アロマセラピスト協会と、小さなアロマセラピー団体が合わせて12もありました。1991年に、それらの団体の上に立つ「Aromatherapy Organization Council (AOC)」が作られ、当時RQA会長であったガブリエル・モージェイ氏がAOC会長に就任しました。しかし、ガブリエル・モージェイ氏は、「アロマセラピストが政府からサポートを得て、その地位を向上させるためには、アロマセラピーの協会を1つにする必要がある」と提案し、ISPA、IFA、RQAの3者による話し合いが行われました。

3つの団体それぞれの良い所を活かし、「イギリス最大で唯一のプロフェッショナルアロマセラピー協会を創り、 大学などの機関でアロマセラピーの研究を進め、医療、福祉などそれぞれの現場での臨床経験を集結し、会員同士がシェアしたり外部に向けて発信したり場を創ることで、補完療法としてのアロマセラピーの地位を確立しよう」という目的の下に、合併に向けての準備が進められました。そして、公平に3つの協会から名前を取って、IFPA(International Federation of Professional Aromatherapists)と命名し、会長は、3つの協会から一人ずつ出ることになりました(初代共同会長は、Linda Orton-Jay、 Ian Smith、Gabriel Mojayの3名)。

IFPAメンバー
2002年4月25日、英国の国会上院(貴族院)にて行われたIFPAの設立式典の様子
ガブリエル・モージェイ氏
式典でスピーチするガブリエル・モージェイ氏

しかし、「イギリス最大のアロマセラピー協会を創る」という目的は達成されたものの、「唯一の協会を創る」という目的は、果たされませんでした。合併まで僅か数日という最終段階において、IFAの一部の人たちが緊急会議を招集。50人しか参加できなかった緊急会議(当時の会員は約1200人)で、僅か2票差でIFPAへの合併が否決されてしまったのです。会長と副会長、理事たちを含む約200名のメンバーはIFAを脱退し、IFPAに移動しましたが、IFAの組織はそのまま残ることになりました。20年以上経った現在も、IFPA、IFAという2つの協会が存在し続けています。

現在、IFAはアジア方面で会員数を増やしています。IFPAは、当初の目的通り、イギリスの大学でIFPA認定のアロマセラピー学科を設け、大学と共同でアロマセラピーに関する研究や調査を行い、補完療法士として様々な現場で活躍するアロマセラピストを多数輩出し続けています。シャーリー・プライス氏、レン・プライス氏、ジェーンバックル氏、リアノン・ルイス氏など、世界のアロマセラピー史上に名を残す著名なアロマセラピストがIFPAのメンバーとなっており、様々な現場での臨床報告が行われるカンファレンスには、世界からイギリスの補完療法の現状を見ようと多くの方が訪れています。

日本におけるIFPAの活動

IFPAジャパンカンファレンスの会場の様子

1999年にIMSIが日本で初めてISPA(現在のIFPA)認定校となりました。その後、日本にもいくつかのIFPA認定校が設立され、IFPA認定校同士が協力しあいながら、補完療法としての英国式のアロマセラピーを普及・推進する活動を行っています。

2010年、2012年、2014年、2016年、2020年にはIFPAジャパンカンファレンスが開催され、国内外で活躍するアロマセラピスト、医師、助産師、精油研究者、補完療法のセラピストによる講演やワークショップ、臨床報告などが行われました。また、正会員の勉強会も各地で開催されており、会員の交流活動も積極的に行われています。

日本においても、IFPA認定アロマセラピストの活躍の場は、医療現場、スパ、サロン、福祉施設、スポーツ、教育分野などに広がっています。イギリスのプロフェッショナルレベルの資格を持つアロマセラピストは、これからの日本社会で、心身の健康の専門家として益々重要な位置づけになってくるでしょう。

ルイーズ・カーター氏
IFPAジャパンカンファレンスでスピーチするルイーズ・カーター氏
キース・ハント氏<
IFPAジャパンカンファレンスでスピーチするキース・ハント氏

IFPA認定アロマセラピストになるには

認定校でIFPAのコースを受講する必要があります。認定コースは、アロマセラピーの基礎からメディカルアロマセラピーの分野に渡る、合計250時間以上の学習が含まれています。既に日本の資格をお持ちの方、医療従事者は、コースの一部が免除される場合がありますので、該当される方は、IMSIまでお問い合わせください。

コースの受講を終え、ケーススタディ(症例研究)を提出し、アロマセラピー理論、解剖生理学、アロマセラピー実技の3科目の試験に合格すると、認定校の卒業証書が授与されます。その後、英国IFPA本部に会員の登録をします。IMSIでは、申請、更新に必要な日本語のマニュアルをご用意しています。サポートが必要な方には、英国本部との連絡のお手伝いをしています。

IFPA認定アロマセラピストの資格を持つということは、世界レベルの知識と技術、豊富な臨床経験を持つセラピストとしての証となり、心身の健康の専門家として活躍するチャンスにつながります。就職や開業に大変有利で、セラピストとして活動する際にクライアントから信頼を得ることにつながります。IMSIでは、IFPAコースで学び、イギリスのプロフェッショナルアロマセラピストの資格を取得して活躍する方をサポートしています。どうぞお気軽にお問い合わせください。

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