リフレクソロジーとは?台湾式、英国式、南アフリカ式、各国の違い
リフレクソロジー(反射学)とは、皮膚表面に存在する内臓を含めた身体全体の「反射区」を刺激することにより、身体の状態を読み取ったり、身体の状態を整えたりする健康法です。古代より世界各国で行われていたようですが、近年になってからアメリカ人により体系付けられ、発展していきました。
このコラムでは、各国のリフレクソロジーの違いについて、ご紹介します。
台湾式リフレクソロジーとは
指の関節や棒などを用いて足の反射区を刺激したり、足を揉みほぐしたります。ツボや経絡を使うことも多く、しっかりとした刺激を与えるため、激痛から声をあげる方も多いです。気血の滞りを解消するため、体質改善として広く使われています。
終了後は、交感神経が優位になることが多く、目が覚めて気分がシャキッとすることが多いでしょう。
英国式リフレクソロジーとは
アメリカで体系付けられたリフレクソロジーがヨーロッパに渡り、ホリスティックケアとして定着しました。アメリカ、デンマーク、ドイツなどでも英国式と同じような考えのもと、リフレクソロジーが行われています。
病院やホスピスなどで補完療法として行われることが多く、痛みや苦痛の緩和、睡眠の質の向上などを目的とすることが多いです。そのため、テクニックは比較的ソフトで、痛みを与えず、心地よさを重視しています。
南アフリカ式リフレクソロジーとは
デンマーク出身で後に南アフリカに移住したインガ・ドーガン氏が、医療を受けられない人々のために、ヨーロッパで学んだリフレクソロジーに東洋医学のツボや経絡を加えて、より治療効果を高めたテクニックです。
指先でツボや経絡を刺激する独特の「ローテイティングサム」というテクニックにより、滞りにヒットした時にだけ、鍼を刺したような「響き」を感じることができます。実際に、鍼を使った経絡治療と同等の効果があると南アフリカでは認められています。
南アフリカ式のリフレクソロジーは、英国式のホリスティックケアという側面と、台湾式の治療的な側面を併せ持ちます。南アフリカでは、その治療効果が国家に認められ、セラピューティック(治療的)リフレクソロジーと呼ばれるようになりました。
IMSIでは、日本で唯一南アフリカ式のセラピューティックリフレクソロジーのコースを開講しています。
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