医療資格を持っていないセラピストが医療現場で働くには?
医療資格を持っていないセラピストが医療現場で働くことは、日本ではまだ多くはありませんが、IMSIでは、産婦人科、統合医療クリニック、助産院などに就職され、仕事をしている卒業生もいます。どの方も、卒業してすぐに医療現場に就職した訳ではなく、セラピストとして実績を積みながら人脈を広げていった結果です。
将来的に医療現場で働きたい方は、まずは医療や福祉の現場でボランティアをすることをおすすめします。セラピーのボランティアでなくても構いません。一緒にお茶を飲んだり、レクリエーションを楽しんだりするボランティアや、話を聴くだけの傾聴ボランティア、花壇の手入れのボランティアなど、色々なボランティア活動があるのです。病気や障がいをお持ちの方への接し方を学びながら、医療従事者との連携を学ぶ貴重な経験ができるでしょう。ボランティア先で、そのまま職員として採用されたというケースもあります。
2019人に日本初のIFPAアロマセラピストによる症例報告会が開催されました。発表者の中には、看護師や薬剤師など医療従事者もいれば、医療資格を持っていない一セラピストとして、日々クライアントに向き合っている方もいました。どの症例報告も、日本の中でアロマセラピストが活躍し始めたことを象徴する素晴らしい内容でした。
日本では「リラクセーション」と言われていたアロマセラピーが医療の現場に浸透するのには少々時間がかかりますが、IFPAアロマセラピストたちが医療現場で活躍する道を切り開いているのも確かです。
2019年IFPAアロマセラピストによる症例報告会内容
- 緩和ケアチームで行うアロマセラピーマッサージの有効性
- 産後うつに対するアロマセラピートリートメントの効果
- 上顎洞がん患者へのアロマ口腔ケア
- 花粉症と香りの思考の因果関係に関するpreliminaryな検討
- 緩和ケア病棟でのアロマセラピーの有効性の検証
- 頸椎椎間板ヘルニアによる夜間疼痛緩和に対するアロマテラピー
- 真正ラベンダーの可能性について 毛孔性角化症、カンジダ症他の症例
セラピストと医療現場で働くことにご興味のある方は、是非IMSIのアロマセラピーオープンキャンパスにご参加ください。