ジョナサン先生の自閉症セミナー

こんにちは、IMSI翻訳チームの森です。

ジョナサン先生のリニューアル版セミナー第２弾、「自閉症とアロマセラピー」の字幕翻訳を引き続き担当しました。今回も、愛に溢れるジョナサン先生の講義に引き込まれるように、楽しく翻訳できました。

コミュニケーション障がいを専門に、心理士として長年、大学病院でたくさんの方を助けてきたジョナサン先生。ADHDや自閉症などのコミュニケーション障害を持つ方や緩和ケアや終末期ケア、痛みのマネジメントなどが専門で、かかわる分野は多岐に渡るように見えますが、ジョナサン先生にとっては「孤立」という一つの共通点があるとのこと。

子どもが自閉症と診断されると、本人は自分の世界に「孤立」し、母親や家族はその子とのコミュニケーションが取れずに「孤立」します。

自閉症の子どもとその家族を丸ごとケアして、再び繋がる（＝RE-CONNECT）ことができるようにし、孤立した場所から太陽の下へと連れ出すのが、ジョナサン先生独自の手法「リコネクティング」です。

アロマセラピストとして、もちろん精油も使用しますが、興味深いのは「再び繋がる」ための記憶を呼び起こすための香りなら、精油や自然のものでなくても良いとのこと。例えば、ドラッグストアでも手に入るベビーオイルでも、子どもが赤ちゃんの時に使っていたのなら、その時の記憶を呼び起こし、再び繋がるための香りになるのだそうです。精油や自然のものだけにとらわれない、自由な発想のアロマセラピーですね。

また、アロマセラピーだけでなく、「バタフライハグ」、「肌の上に書く」、「ウェイトトイ（重い玩具）」、「呼吸法」などなど、自閉症の子どもとその家族をリコネクトする手法が他にも様々紹介されています。

もちろん、自閉症の子ども特有の特質に合わせた精油の提案方法や、自閉症特有の症状や状況に合う精油やその使い方も紹介されています。本当に様々なアプローチで自閉症の子どもとその家族を支える手法を、惜しみなく伝えてくれているところから、ジョナサン先生の愛を感じます。

一番印象的だったのは、「多くの人が自閉症の人を自分へと引き寄せようとしますが、そうではなく、私たちが彼らに歩み寄る、彼らの美しい世界を訪れるのです。」という言葉です。

自閉症の方に限らず、この言葉にジョナサン先生のケアの本質が見られますね。

​IMSI 森

オランダの心理学者・ジョナサン先生による特別講座の詳細はこちらでご覧になれます：

●自閉症とアロマセラピー
https://www.imsi.co.jp/course/aroma-jonathan_autism/

＜ジョナサン先生の来日セミナーも決定しています！＞

●キャンサーサバイバーとアロマセラピー
https://www.imsi.co.jp/course/aroma-cancersurvivor/

●エモーショナル・アロマセラピー プラクティショナー養成コース
https://www.imsi.co.jp/course/aroma-emotional/

こちらの講座は講義・ライブセッションを一緒に、アーカイブでご覧になれます
●発達障がい・ADHD/ADDとアロマセラピー
https://www.imsi.co.jp/course/aroma-jonathan_adhd/

IMSI 森

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