＜医療現場で注目！＞自閉症を持つ子へのアロマセラピー

医療現場でも注目を集める「リコネクティング」は、自閉症の子どもとその家族をまるごとケアするアロマセラピーのプログラムです。香りと優しいタッチを通じて、心の安定と家族の絆を再び結び直すことを目指しています。

家族をまるごとケアするアロマ

「リコネクティング」という、自閉症を持つ人とご家族を丸ごとケアするアロマセラピーのプログラムがあります。こちらはオランダのIFPA認定アロマセラピスト、ジョナサン先生が創始した、家族の絆を再び築く特別なセラピーです。記憶と直結している嗅覚には、他の感覚にはない特別な力があります。

「リコネクティング」のポイントは、リラックスして幸せなときを思い出し、笑顔になることです。これは自閉症のみならず、認知症やがんサバイバーケアなど、医療におけるアロマセラピーで活用できる非常に重要なことでもあります。

リコネクティングで使われる精油を見ていきましょう。

　　

　　

マンダリン

「おいしそう」と思わせる食べ物の香りは、子どもが好むアロマのひとつです。マンダリンは明るい気分にさせ、幸福感を与えながら心を鎮静してくれる香りで、笑顔を取り戻したい時におすすめです。

　

ベチバー

土や根を連想させる深くゆったりとした香りは、自閉症を持つ人が好む傾向にある香りのひとつです。不安に揺らぐ気持ちを安定させ、「グラウンディング」を促してくれる代表的な香りです。

　

ローマンカモミール

リンゴのような甘く優しい香りで、頑なになった心や身体も緩め、楽にしてくれます。イライラや攻撃性、衝動性を鎮め、ゆったりと心を落ち着かせるのに適しています。

　

プチグレン

瑞々しい葉の香りを連想させる、フレッシュで爽やかな香りです。不安や緊張があるとき、攻撃的な状態にあるときに気持ちを楽にさせ、優しくなだめてくれます。眠れない夜にもおすすめの香りです。

　

ベルガモット

酸味・甘味・ほのかな苦味が合わさったフルーティな香りです。気持ちの整理がつかない時に心を安定させ、バランスを取ってくれます。明るさとポジティブさが欲しいときに力になってくれます。

　　

　　

アイラブユーを伝えるタッチとアロマ

リコネクティングでは、「アイラブユー」を伝えるための優しいタッチングをまずは足から行います。最初は拒絶する子どもも、実は驚いているだけで、本当はタッチが大好きというケースもあります。アロマ＆タッチを続け、「はじめて我が子からリアクションが返ってきた！」と涙される親御さんも多いのです。

香りの感覚は人それぞれです。ひとつの香りが苦手でも、「うちの子は香りが苦手！」と決めつけず、焦らずにゆっくりとアプローチしていきましょう。ユーカリやペパーミントなど、一部の精油は子どもへの使用に注意が必要です。英国IFPAアロマセラピストにどうぞお気軽にお問い合わせください。

IMSIでは、今回ご紹介した「リコネクティング」に関連するアロマセラピーの講座を各種ご用意しております。ぜひご興味のある講座から学びを深めてみてください。

アロマタッチケア for キッズ

子どもへの優しいタッチングとアロマの基礎を学べる講座です。日々のケアにすぐに活かせる内容です。

アロマライフ・エッセンシャル

精油の安全な使い方から、発達支援や情緒ケアまで幅広く学べる講座です。多様な場面で役立つ実践的な知識が身につきます。

国際プロフェッショナルアロマセラピー ディプロマコース＜英国IFPAアロマセラピスト資格対応＞

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