2023.03.18
大切な人のレジリエンス(回復力)を高めるアロマの力
仕事のプレッシャーや人間関係など、現代社会は何かとストレスフル。加えて、未来に対する不安や恐怖など……、現代人の心は疲弊し、その影響で身体が硬直して不調を訴える人が増え続けています。そのような時代を生き抜くために、自分自身や家族、大切な人の心身をどのようにケアして、レジリエンス(回復力)を高めていったらよいのでしょうか?
「ポリヴェーガル理論」という言葉を聞いたことはありますか?これが、大切な人のレジリエンス(回復力)を高めるキーワードです。「ヴェーガル」とは、迷走神経(Vegus nerve)のことで、副交感神経の代表的な神経です。
従来、自律神経は、興奮時に優位になる「交感神経」と、リラックス時に優位になる「副交感神経」の2つがあると考えられていました。実は、副交感神経の迷走神経には、更に2つあると言われています。他者との友好的な関係のときに働く「腹側(ふくそく)迷走神経」と、恐怖や不安により身体が動かなくなる際に働く「背側(はいそく)迷走神経」の2つの神経です。この迷走神経へのアプローチが、心身の治癒のプロセスに大きく関わっているという理解の元、研究が行われたのがポリヴェーガル理論なのです。
「ストレスやトラウマ体験による身体の硬直、ここに最も強力にアプローチできるのが嗅覚である!」と米国のアロマセラピー協会NAHA元プレジデントとして世界のアロマ界をリードしてきたジェイド・シュート氏は力強く言います。
アロマセラピーを学んだことのある方なら誰でも知っている理論ですが、香りは、感覚の中でも特に大脳辺縁系に影響を与えます。この大脳辺縁系には、記憶を司る海馬や、感情を司る偏桃体が存在します。PTSD(心的外傷後ストレス障害)をお持ちの方は、偏桃体の神経細胞が増加し、実際に大きくなっていて、そのため不安や恐怖、攻撃性が高まると言われていますが、嗅覚は偏桃体へ直接アクセスすることができるアプローチなのです。しかも、簡単に!!
2023年4月30日(日)に、米国のアロマセラピストでハーバリスト、園芸家のジェイド・シュート氏によるオンラインセミナー「ポリヴェーガル理論とアロマセラピー」を開催します。
アロマセラピストは勿論のこと、医療従事者、身体と心のケアの専門家、そして大切な人のレジリエンス(回復力)をサポートしたいすべての方におすすめのセミナーです。
セミナーの詳細は、次のブログで紹介しますね!
IMSI自慢の国際オンラインセミナー、通訳付き。アーカイブ(録画)視聴もありますので、スキルアップしたい方、専門的に学びたい方、是非ご参加ください!