2019.05.21
100歳までイキイキと健康に生きる術
「昔々、人々は100歳を超えても衰えることはなかった。
でも、今の人は、50歳にもなれば、ヨボヨボではないか。
これは、いったい何故なのだろうか・・・!?」
現存する中国最古の医学書『黄帝内経(こうていだいけい)』の出だしの一節です。
(写真はWikipediaよりお借りしました。)
「今の人(=二千年前の人)は50歳を超えたらヨボヨボで、
昔の人(=二千年よりも遥か昔の人)は100歳まで生きた。
では、昔の人の生き方、心の在り方、養生法などを学んでみよう」
というのが、壮大なこの医学書のテーマ。
「難しそう・・・」と思っていた東洋医学が、ちょっと身近に感じませんか?
現代の私たちに比べたら、
二千年前の人たちは、よっぽどヘルシーかと思いきや・・・、
お酒をたくさん飲み、好きなものばかり食べ、欲のままに生き、過労を重ねることで、
現代と同じような病気がたくさんあったようですよ。
黄帝内経には、現代人の私たちへの大切なメッセージが
たくさん込められています。
東洋医学を学ぶことの目的は、
陰陽五行論やツボをマスターすることではありません。
むしろ、これらの理論を通して、
この二千年前に生きた人々が描いた”昔の人”の
「自然界と調和のとれた生き方を学ぶこと」こそ、
東洋医学の最大のテーマであり、
私がセラピストの皆さんに本当に伝えていきたいことなのです。
でも、残念ながら、
「黄帝内経さえ勉強していたら安心♪」
というものではないのです・・・。
なぜなら、現代では、黄帝内経の時代には、予想のつかなかったような「毒」が、
人々の身体を蝕んでいるからです。
ワケのわからない食品添加物や経費毒、放射能、大気汚染、電磁波、恐ろしい情報量、ストレスetc・・・。
(↑ あら、羅列すると、暗くなってしまいますネ・・・。失礼しました~。)
古代の人々の「自然と調和した生き方」を学びながらも、
現代人特有の「毒」への対処法を身に付けること。
これが、現代の人々が、健康に生きるために必要な術なのだと思っています。
IMSIでの私の授業では、古典に忠実でありつつも、
現代人に応用しやすい形の東洋医学を、
盛りだくさんでお伝えしていきたいと思います!
「健康でない王様よりも、健康な農民のほうが幸せ」
これは、ベトナム医道の創始者、ブイ・クォック・チャウ教授の言葉。
(写真提供:ディエンチャンセラピストのEさん、ありがとうございます!)
東洋医学の力を借りて、「健康な農民」をたくさん増やしていきたいと思っています。
これから、益々パワーアップして東洋医学のコースをお伝えしていきますよ。
どうぞよろしくお願いいたします♥