2019.05.21
障がいのある子どもへの自然療法
いつかは皆さまにお話したいと思っていたのですが、
そろそろ、子どもの障がいのことを、
お話しようと思います。
妊婦健診の時から、
NT(首の後ろの浮腫)や成長の遅さが指摘されていました。
「なんだなんだ?」と思えるほど、
色んな医師がゾロゾロ立ち合いする中、
帝王切開で出産し、そのままNICU(新生児集中治療室)へ。
下された診断は、
ダウン症候群、
その合併症としての、先天性心疾患、甲状腺機能低下症、難聴の疑いなどなど・・・でした。
↑ 生後20日(心臓手術の後の写真です。)
診断結果を聞いて、ウツになってしまう方もいらっしゃるようですが、
私たち夫婦は、とても落ち着いて、事実を受け入れました。
イタリア旅行のはずが、着いたらオランダだったような、
「あらららら~」という感は、ありましたが。
(↑Emily Perl Kingsleyさんというダウン症児のお母さんによる
“Welcome To Holland” という有名な文章があります)。
このスペシャルな子の存在は、
セラピストとしての私自身にも、
大きな変化をもたらしてくれました。
↑生後4か月(「風邪を引いたら命が危ない」と言われずっと家の中で過ごしていました。)
実は、それまで病院が大嫌いだったのですが、
西洋医学に頼るべき所では、シッカリとお世話になって、
自然療法が得意とするところは、自分でケアしよう!と誓ったのです。
元々、「家族を癒したい!」と思って始めた自然療法。
アロマセラピー、リフレクソロジー、ディエンチャンを毎日のように行っています。
もちろん、私や夫の心身の状態は、育児に現れますから、
お互いのケアも万全に~!
(↑実は、こっちのほうが大事! 病気で倒れたら育児どころではありませんものネ!)
子どもに対しての自然療法は、
まだまだ試行錯誤の段階ですが、
私としては、素晴らしい結果を感じているのです。
4か月で首が座り、
7か月で寝返り&お座り、
↑こちらは、生後8か月ごろ。
ダウン症の子は低緊張で身体がクニャクニャと言われますが、素晴らしい体幹ですネ。
1歳4か月の現在は、つかまり立ちをして、今にも歩き出しそうな勢い。
なんと、自分でディエンチャンの真似事をするまでに~!
とにかく、表情が豊かで、明るい子に育っています。
医師には仰天されましたが、
生後7か月から一般の保育園にも行っています。
風邪や下痢など、小さなトラブルは多々ありますが、
殆ど自然療法でケアしているので、他の子よりも免疫は強いみたいです。
甲状腺機能低下症と難聴に関しては、自然と、気にならない数値に。
ディエンチャン顔反射療法は、やはり脳への刺激がとても良く、
様々な症状に対して即効性もあり、感情にも働きかけていると感じています。
何よりも、ディエンチャングッズが楽しいみたい!
セラピューティック・リフレクソロジーは、足からの刺激で、
内臓への効果がとても高く、
日々行うことで健康の底上げにつながっていると感じています。
ちなみに、ダウン症の子どもは足裏の刺激が苦手なため、歩くのが遅いと言われていますが、
我が子は、足裏の刺激大好きですよ。
そして、アロマセラピーは、
常にディフューザーで精油を焚いて呼吸器系ののケア、睡眠の質の向上、
それと、オムツかぶれや湿疹など皮膚トラブルには、芳香蒸留水や浸出油などを活用。
これから大きくなるにつれて起こる感情面の問題にも、
色々と使っていこうと思っていますし、
今は私と夫のケアに大変役立っています。
障がいをお持ちの人に対する自然療法は、
どなたにも、無関係なことではありません。
誰だって、明日、病気や事故で障がいを負うかもしれません。
また、人生の終わりに近づけば、多くの人は、他人のお世話にならないと生きていけないのです、
自然療法は、治療でもマジックでもありませんが、
どのような状態の方においても、
きっと何か役に立てることがあると思っています。
私が長年、仕事&家庭で行っている自然療法のケアを、
皆さまにも使い易い形で、
少しずつ紹介していきたいと思います。
ダウン症に限らず、きっとご家族や大切な方へのケアに、
何か活用できるヒントがあると思うのです。
是非、気軽にご相談くださいね。