2019.05.21
ガブリエル・モージェイと行く五臓のSPA報告2
五臓のSPA2日目は、導引(古代東洋の体操療法)を用いたエクササイズから始まりました。
学生時代にマクロビオティックを学んだガブリエル先生が、
久司道夫先生から学んだエクササイズなのだそうです。
ツボをトントンと叩いていくエクササイズの中のトークにも、
魚際は、粘液解消作用があるからユーカリレモンポイント
風池は、頭脳スッキリ、スパニッシュセージポイント、
三陰交は、脾の気を強壮するカルダモンポイント・・・なんて、
東洋医学とアロマセラピーの学びがたくさんありました!
さて、スッキリと目覚めた後は、ガブリエル先生による熱い講義に突入です!
まずは、五行の概要を、じっくりと理解することから始まりました。
水は、静止する陰。統合され、種のように可能性が秘められているステージ。
木は、上昇する陽の始まり。発芽してイキイキと伸びゆくステージ。
火は、陽が最も開花するとき。放射状に気が広がっていくステージ。
土は、凝縮する陰の始まり。植物では、実りのステージ。
金は、陰の中心的なステージ。気が集まり、融合し、変容する光合成のステージ。
人の人生に例えるならば、
水は、胎児のとき。内なる意志の力。
木は、エネルギッシュな子ども時代。魂(こん)とつながるとき。
火は、思春期であり、生殖能力が開花するとき。神(しん)への目覚め。
魂(こん)が、主導権を神(しん)に渡したくないとき、
木と火の間でバトルが起きて、
思春期特有の気難しさにつながるのだそうです(最終的には木と火が調和する)。
土は、成熟し、知性がもっとも活発になるとき。集団に属して貢献する。
金は、手放して、自分の内側に戻っていくとき。人生の最後であり、新たなはじまり。
先生の深い言葉のひとつひとつに、感嘆の声が上がります。
霧と緑に包まれたこの環境が、この講義を更に奥深いものにさせるようですね。
陰と陽の説明も、
錬金術のひとつである水蒸気蒸留装置の構造をつかって、この通り!
講義では、腎と脾の不調のパターンと、
その強壮作用のある精油について学びました。
先生がご自身で撮りためた美しい植物の写真には、ため息が漏れます。
そして、アロマセラピストがトリートメントに組み込みやすい経穴が紹介され、
相モデルでも実習が行われました。
何気なく触っていた手や足や背中にも
五臓と深く関わるポイントがたくさんあるのです。
強壮する手技と発散させる手技を使い分けるなど、
結果が出せるテクニックを学んでいきます。
皆さん、1日お疲れ様でした~!
一緒に食べる晩御飯の味は、格別です!
夕食後は、ガブリエル先生による「トドマツSHOW」こと、
北海道・下川町訪問のビデオと写真の紹介が行われましたよ。
学びと癒しがたくさん詰まった1日が終了しました。