2019.05.21
似ているものは関連し合っているという法則(リフレクソロジーの起源)
反射学=リフレクソロジー(Reflexology)の起源は、
「似ているものは関連し合っている」という原始的な考え方です。
例えば、耳は腎臓と形がよく似ていることが有名ですね。
そのため、伝統的な東洋医学では、耳鳴りや難聴などの耳の不調は、腎臓の問題だと言われてきました。
ディエンチャン顔反射療法では、目が卵巣で、眉が卵管、鼻が子宮という有名なチャートがあります。
よく考えると、似てますよね。
眼精疲労や花粉症が増えてきている一方で、婦人科系疾患も増えてきているのは、偶然の一致ではないのです。
また、ディエンチャンの内臓のチャートでは、眉が鎖骨、目がバスト、鼻骨が胸骨、頬骨が肋骨、口がお臍と考えます。
すると、胸腹部の内臓が、そっくりそのまま顔に写されるのです。
こちらも、よく考えると、似てますよね。
フットリフレクソロジーでは、足は人体の縮図ととらえています。
足趾は、首から上、母趾球~小趾球にかけての膨らみは、胸部の膨らみ、
土踏まずのクビレは、ウエストのクビレ、
踵の膨らみは、腰の膨らみというように、
よく見ると、足もボン・キュッ・ボンとなっていて、人体と本当によく似ているのです。
こういった、リフレクソロジーの法則を使うことで、
私たちセラピストは、腎臓の治療はできなくても、耳の周りの気血の滞りを解消することは可能となるのです。
卵巣の治療はできなくても、眼精疲労を解消したり、子宮の治療はできなくても、鼻の通りをよくして差し上げることもできます。
また、足が冷えていたり、浮腫んでいたり、血色が悪かったりする時には、足をポカポカにして、浮腫みをとってあげることで、その方の身体全体をよい状態にして差し上げることも、自然療法の手当で十分に可能なのです。
そうそう、デェインチャンでは、こんな教えもありますよ。
握りこぶしと脳は、よく似ていますね!
頭が痛いとき、精神面の問題や思考の問題など、脳に何かをしてあげたいときには、
握りこぶしをつくって手のひらで擦って温めたり、マッサージしたり、こぶしをグルグルと回したりするのも良いですね。
↑2012年のディエンチャンアドバンスでの、手首回しの図。
「似ているものは関連性がある」というのは、セラピーだけではなく、食べ物の世界でも言われています。
例えば、クルミの実は、脳の形に似ていますよね。
食べると、頭が良くなる「ブレイン・フード」と言われていて、実際、オメガ3脂肪酸は、認定機能をアップさせることが有名です。
卵は、目に似ていますよね。
食べると、タンパク質やビタミンAなどが豊富で、実際に目にも良いのです。
ほかにも、
ブロッコリーは、どんどん枝分かれして、最後はプチッとなっているところが肺に似ていますし、
人参は、目の虹彩と似ていますし、
豆と腎臓も似ています(キドニービーンズと言うくらいですからネ)。
こういうことを考えると、身の回りの物、何でも、似ているもの同士を見つけたくなって、考えが止まらなくなりますね!
ちなみに・・・・、
有名な話ですので、ご存知の方も多いと思いますが、
日本地図は、世界地図の縮図と言われています。
いろいろな記事がありますが、よくまとまっているのは、こちら
↓
https://matome.naver.jp/odai/2134168576587904701
記事によると、
北海道=北米大陸
本州=ユーラシア大陸
中国地方=ヨーロッパ
瀬戸内海=地中海
四国=オーストトラリア大陸
九州=アフリカ大陸
房総半島=朝鮮半島
紀伊半島=アラビア半島
能登半島= スカンジナビア半島
佐渡島=ノバヤゼムリャ
ホント、細かいところまで、そっくりですよね!
「日本が世界の縮図」ということは、「日本が良くなれば、世界も良くなる」ということでしょうか。
日本の伝統的な文化、生き方や暮らし方の中に、現代を生きる私たち(日本だけでなく世界の人たち)へのメッセージがたくさん含まれています。
セラピスト活動を通じて、もっともっと日本の良いところを見直していきたいと思っています。
そして、微力ながら、世界に発信していけたら良いなぁ~と思っています。