冨野学院長のブログ

2020.04.23

白髪のケアと自然療法

こんにちは。 

皆様、いかがお過ごしですか?

「お仕事が大変!」という方も、お仕事を減らしたり休業したりしている方も、どうぞしっかりと睡眠を取り、心身の充電をなさってくださいね。

 

さて、「久しぶりに鏡を見たら、いつの間にか白髪が!!!」という方も多いはず。

「コロナちゃんによるストレスの仕業?」なんて、何かのせいにしたくなりますよね。

今日は、以前よりリクエストが多かった白髪について書きたいと思います。

ところで、「白髪」って、あってはいけない物なのでしょうか?

 

東洋医学のバイブルである、現存する東洋最古の医学書『黄帝内経(こうていだいけい)』には、「女性は7の倍数」「男性は8の倍数」の年齢で、身体の節目を迎えるという記述があります。

女性は、

7歳で歯が永久歯に生え変わる。

14歳で初潮を迎える。

21歳で女性の身体ができあがる。

28歳で女性として身体が最も充実する。

35歳で容姿の衰えが見え始める。

42歳で白髪が目立ち始める。

49歳で閉経を迎える。

というのです。

 

ということは、2千年前の、現代よりもずっと健康的な生活をしていた人々でさえ、35歳で容姿が衰えはじめ、42歳で白髪が目立ちはじめていたのですから、現代人の私たちが白髪が出てきたからって、さほど気にすることではないのです。

 

そういう訳で、「皆さん、白髪なんて気にしませんように~!」と言いたいのですが、やっぱり気になりますよね。

 

この7年のライフルサイクルというのは、「腎気」、つまり「腎臓の気」による身体の変化のサイクルです。

東洋医学における腎とは、泌尿器系の器官というだけではなく、「生命力」を蓄える臓器。

「老化」という現象は、まさに「腎の気の低下=生命力の低下」を表しています。

 

ですから、「白髪」は単に見た目だけの問題ではなく、「身体を労わる必要性がありますよ」という身体からのメッセージなのです。

 

では、腎を強壮し、腎の気を整えるためには、どのようにしたらよいのでしょうか?

 

腎が嫌いなことは「冷え」と「過労」「睡眠不足」。

これらを徹底的に避けましょう。

 

「冷え症は体質だから・・・」なんて、言い訳をしてはいけません。

そんなことを言っている人は、年をとってから、ドカッと老化が進んでしてしまいますよ~。

 

アロマセラピーは、みるみる白髪が黒くなる特効薬ではありませんが、体質改善に大いに役立ちます。

 

特に冷え症の改善と腎気の補充には、ジンジャーとシダーウッドの精油がとてもおすすめです。

どちらも身体と心を温め、活性してくれます。

 

また、過労や睡眠不足が続いている方には、少しでも休息の質を高めることが必要です。

仕事のし過ぎによる心身の消耗にはベティバー、完璧主義で仕事に追われてしまう人にはゼラニウムがおすすめ。

 

いずれの精油も、五行の水の要素に属する精油で、「生命力」や「人生の持久力」と深く関わります。

 

もう1つ、東洋医学で髪に関わる臓器は、脾が挙げられます。

髪は「血余(けつよ)」と言われ、血でできていると考えられているのですが、食べ物から血をつくるのが脾なのです。

脾=消化器系と解釈しても良いでしょう。

脾を強壮して血をつくる力を高めるのにおすすめの精油の1つが、カルダモン。

身体を温めながら、消化力を高め、食べ物を気血に変容させる力を高めてくれます。

もちろん、「食べ物の質」が重要なのは、言うまでもありません。

これは、長くなるので、また別の機会に書きますね。

 

さて、「体質改善」のほかに、「即効性のあるケア」もご紹介します。

ベトナム医道ディエンチャンの教えの1つに、「ケアして欲しい部位に、症状がでる」ということがあります。

 

同じ老化現象でも、「腰痛」として現れる人もいれば、「白髪」として現れる人もいますよね。

 

「腰痛」として現れる人は、腰のケアが必要なのです。

「白髪」として現れる人は、頭部のケアが必要なのです。

 

白髪が出るということは、「頭部を刺激して欲しい~!」という身体からの訴えかもしれません。

その訴えに耳を傾け、丁寧に応えていれば、後々にやってくる更なる頭部の老化(つまり、物忘れとか認知症とか?)を予防することにもつながります。

 

ディエンチャンでは、頭皮を刺激するグッズもありますよ。

5つの刺激が味わえる「マジックコーム」と、ズシッとした重みで頭皮に心地よい刺激を与える亀の子コーム(陰)が大人気です。

私は、お風呂で湯シャンしながら毎日愛用しています。

 

 

さて、それでも、生えてきちゃった白髪は・・・?

私は、そのままグレーヘアーでも全然素敵だと思いますが、染めたい方は、ヘナ染めをおすすめしています。

ヘナは、インドの伝統医学アーユルヴェーダの薬草で、白髪を染める目的だけではなく、皮膚病、打撲の治癒効果や止血、殺菌、解熱作用などが知られています。

でも、ヘナなら何でも良いという訳ではありません。

精油と同じく、品質がとっても大事です。

私は、ヘアーアトリエ カイラスさんからお取り寄せして、モロッカンヘナを使っています。

頭がスッキリして、とっても気持ちが良いですよ。

 

自然療法とは、身体からのメッセージを読み取って、それに応えてあげることです。

皆様も、どうぞ心身共に健やかにお過ごしくださいね。

 

 

自然療法の国際総合学院IMSIの授業は、当面の間、オンラインで対応しています。

オープンキャンパス、ガイダンスもオンラインで承っています。お気軽にご相談ください。

IMSIウェブSHOPは営業していますので、オーガニック精油やディエンチャングッズなどは通常通りご購入いただけますが、発送は順次となります。ご了承をお願いします。

 

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