2014.09.15
植物療法カンファレンス・BOTANICA2014 その⑥ Day3講演内容と感動のフィナーレ
最終日の講演内容です。
3日目午前中のテーマは「フィト・アロマセラピー:科学と実践」
Marco Valussi(イタリア)「精油の生態学的な役割と可能である治療上の活動」
Joe Nasr(UK/レバノン)「芳香蒸留水:セラピーの貴重な道具」
AnneMarie Reilly(アイルランド)「女性の機能性不妊における自然のトリートメント」
Julia Hoffman Graves(フランス)「自然災害における精油と芳香ハーブの使用:ハイチのクリニック」
ハイチの地震災害の後、スーツケースや段ボールに精油やチンキ材、ハーブの粉末などのメディカルハーブをたくさん詰めて現地に飛び、ハイチでクリニックを開設した、ハーバリストでナチュロパスドクターのお話には、スタンディングオベーションでした。
「即効性はない」と思われがちな自然療法ですが、このような自然災害の現場でも人々の役に立つことができるのですね。
午後のテーマは「多様を祝う」
Peggy Finston(USA)「アロマ鍼:古代のオイルを古代のポイントに用い心と感情のハーモニーを取り戻す」
Farida Irani(オーストラリア)「アーユルヴェーダアロマセラピーの科学」
Beverley Gray(ユーコン)「Taiga: 地球上最大の生態系の植物を祝う旅」
伝統療法を行っているアメリカの医師の発表では、
20年の躁鬱病でコカインなどの常用歴の患者に対して、ベチバー、パルマローザ、クラリセージの5%ブレンドを、
太衝、期門、三陰交、陰陵泉、足三里のツボやみぞおちのチャクラ塗り込んだケアの紹介などがありました。
また、オーストラリア在住のインド人の発表者からは、アーユルヴェーダの理論をアロマセラピーに応用する、興味深い話が聴けましたよ。
植物療法には、様々な伝統と組み合わせ、その場に合わせて応用することが可能です。
環境や、施術者や、相手に合わせて、無限大に広がっていく可能性があるのですね。
講演終了後に、サプライズが!
クジ引きで私が当選し、スポンサーであるアイルランドの精油メーカー・Atlantic Aromaticsの精油・キャリアオイル・芳香蒸留水のギフトセットを頂きました!
クジ運ないと思っていたのですが・・・、こんなところで強運に見舞われました。
ありがとうございます!!
フィナーレは、関係者一同が主催者のリアノン先生を囲んで。
陰の立役者・リアノン先生の親友のガブリエル先生も壇上に。
(ガブ先生、面白いことを言って周りを爆笑させていますネ)。
会場は、いつまでも拍手が鳴りやみませんでした。
とっても学術的で、実践的で、それでいてすごくアットホームな、素晴らしいカンファレンスでしたよ。
このBOTANICA、次回は2016年。
場所は恐らくアイルランドではなくイギリスだろうとリアノン先生は仰っていました。
次回も是非参加したいと思います!
最期に、ガブリエル先生とパチリ!
来月いよいよ来日するガブリエル先生。
今回のBOTNICAで、西洋医学的なリサーチのデータも更にブラッシュアップし、新たなアイディアが生まれたそうですよ!
今年のガブリエル先生の来日コースのテーマはずばり「60種類の精油」!!
日本で皆さんに会って伝統的な情報と最新情報をお伝えするのがとても楽しみだと言っています。
さて、これまでロンドン・ダブリンの模様をブログでお届けしてきましたが、「生の声」と「香り」も是非お届けしたく、出張報告会を開催いたします。
お土産の紅茶を頂きながら、ロイヤルフリーホスピタルとBOTANICAについての更なるお話をさせて頂きます!
「ロンドン・ダブリン出張報告会」
2014年9月27日(土)17:30~19:00
参加費 無料
場所:自然療法の国際総合学院IMSI
申込はinfo@imsi.co.jpまでメールでお願いします。