冨野学院長のブログ

2014.09.18

大学病院でのセラピーボランティア

月に一度ですが、大学病院でセラピーボランティアをさせて頂いています。

 

今日は、その病院ボランティアの日。

 

イギリス・アイルランド出張から帰ってから最初の病院ボランティア。

 

まだロイヤルフリーホスピタル訪問の感動が冷めやらない状態です。

 

キースハントさんのように、ジョークを言って患者さんを笑わせることはできないですが、「せめて明るい笑顔で対応しよう!」と心に決め、とても楽しみにしていました。

 

本日最初のクライアントは、「1か月に及ぶ入院と手術を乗り越えて、明日退院するんです!」という女性でした。

 

実は、ボランティアをしていて「明日退院する」という方へのトリートメントは初めてです。

 

「若い頃からとにかく肩こりがひどく、入院前から、整体師さんに”これまで担当した中で3本の指に入る筋金入りの肩こり”と言われた程だが、入院で更に凝ってしまった」とのこと・・・。

 

リンパ浮腫があり、足は施術しないほうが良いとのことでしたので、「上半身を徹底的にケアしましょう!」ということに決め、座位で30分タップリ施術させて頂きました。

 

仕上げはヘッドスパでスッキリとして頂きましたよ。

 

「目が良く見える!!」と驚かれていました。

 

とっても嬉しそうな満面の笑顔で見送って頂きましたよ。

 

2人目のクライアントは、血液内科で無菌室に入院されている男性の患者さん。

 

ご希望を聞くと「病院の枕が合わないので、首と肩をやってほしい」とのこと。

 

こちらは、サイドポジション(横向き)になって頂き、ごく軽めの圧で、後頭骨のキワから首筋、肩、脊柱のキワの辺りまで念入りにマッサージ。

 

最後は背中全体を万遍なく擦って終了しました。

 

施術中ずっと黙っていらっしゃいましたが、終了後は「すごく気持ち良かった!ありがとう!」と何度も仰ってくださいました。

 

 

3人目のクライアントは、内科の女性の患者さん。

 

事前に看護師さんに「肩が痛いそうなのでよろしくお願いします」と言われていました。

 

拝見したところ、筋肉は殆ど付いていないような細い肩。

 

痛みの原因は不明です(私達セラピストは医学的な質問はしません)が、とにかく体が冷えていらっしゃるので、優しく、ずっと擦り続けました。

 

圧は、全くのゼロプレッシャーです。

 

マッサージをあまり受けたことがない患者さんのようで、最初は不安そうだったのですが、次第に気持ちよさそうに目を閉じるようになり、途中で「あの・・・、ふくらはぎもお願いできますか?」とリクエストくださいましたよ。

 

嬉しいです。

 

「ハイ!喜んで!!」という居酒屋のような返事。

 

膝を立てていないと、ふくらはぎが痛いのだそうです。

 

それは、寝る時などお辛いですよね。

 

ふくらはぎも、殆ど筋肉が付いていない、細い状態。

 

こちらも、ゼロプレッシャーで、とにかく冷えていて細いふくらはぎを擦り上げ続けました。

 

すると、「痛みがよくなった」と言って、ずっと立てていた膝を伸ばしてくださいましたよ。

 

終了時には「ありがとう!楽になった!!」と言って頂きました。

 

 

このように、患者さんを実際に訪ねるまで、どんな症状でどんな希望なのか分からないというのが私が行っている病院ボランティアの特徴です。

 

 

ちなみに、院内では「リフレクソロジーボランティア」と呼んで頂いていますが、今日は「リフレクソロジー」の施術ではなかったですね(笑)。

 

 

それでもいいのです!

 

 

毎回、素敵な出逢いと深い学びがあります。

 

 

本日担当させて頂いた皆様、ありがとうございました。今夜は良く眠れますように。

 

 

担当の看護師さん達も、お忙しい中、受け入れありがとうございました。

 

 

 

 

英国IFPA認定アロマセラピーディプロマコース 

南アフリカDI認定リフレクソロジーディプロマコース

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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