2014.10.21
熱い! 濃い!! ガブリエル・モージェイ先生来日セミナー報告 ①
ガブリエル・モージェイ先生の来日セミナーが無事に終了しました~!
北は北海道、南は沖縄、そして、なんとアメリカからの嬉しいご参加も!!
ご参加の皆様、本当にありがとうございました!
本当は、毎日講座後にその日の様子をブログアップしたかったのですが・・・、
なんせ、ガブリエル先生が「今までの人生の中で、最も濃いコースだ!」と仰った今回の来日コース。
私も、毎日の授業が終わるとヘトヘトになってしまいまして・・・帰宅後は、即爆睡(笑)!
生徒さんの中でも、途中で「発熱する人」「体調不良でフラフラになる人」続出!!
でも、誰一人ダウンせずに、よくぞ最後までついてきて下さいましたね!
ありがとうございます!!
こんなことを書くと、「どんな地獄の3日間だったんだ・・・!???」と不思議に思われる方もいらっしゃるでしょうね。
ふふふ。
そんな地獄の・・・、いえいえ、熱く、濃く、最高に充実した3日間の模様をお伝えいたします。
今回のセミナーは、ガブリエル先生ご自身が名付けた「アロマセラピーダイナミクス」というタイトル。
「60種類の精油を東洋医学の観点からトコトン学ぶ」ことを目的としています。
でも、闇雲に覚えるのではありません。
186ページに及ぶ今回のテキストには、肝・心・脾・肺・腎の五臓と、気虚・気滞・瘀血などの東洋医学的な病症に応じた「精油の芳香エネルギー」の分類が記載されています。
例えば、「倦怠感」「息切れ」「頻繁に風邪を引く」「顔色が白い」「舌が青白い」「メランコリック」「悲観的」などの症状が見られる場合、
「肺気虚」という東洋医学的な診断が考えられます。
このような場合、「肺」を刺激し、更に「気を補う」効果のある芳香エネルギーとして、
「コニファー調」の香り、精油の例としてブラックスプルース、スコッチパイン、
それに「カンファ―調」の香り、精油の例としてスパニッシュセージが挙げられます。
加えて、大量の白い喀痰が見られるような「寒性の痰」がある場合は、ユーカリブルーガム、
黄色や緑色の喀痰が見られるような「熱性の痰」がある場合はローズマリーベルべノンやスパニッシュラベンダーなどが勧められます。
「倦怠感」「腰痛」「膝と腰の弱まり」「浮腫」「舌が青白い」「精力減退」「自信と意志の欠如」などの症状が見られる場合、
「腎気虚」という東洋医学的な診断が考えられます。
このような場合、「腎」を刺激し、更に「気を補う」効果のある芳香エネルギーとして、「ドライ・ウッディ調」の香り、
精油の例としてアトラスシダー、ヒノキが挙げられます。
また、寒気や手足の冷えがある場合は、「腎陽虚」という診断が考えられ、
陽を補う「スパイシー」な芳香エネルギー、精油としてはジンジャー、
それに「辛みのあるハーブ調」、精油としてはタイムCTチモールなどが勧められます。
一方で、夜間の発汗や夜間の口渇、赤い頬やひび割れしている赤い舌が見られる場合は「腎陰虚」という診断が考えられ、
陰を補う芳香エネルギーとして「根や土のような」香り、精油としてはベチバーやスパイクナードが勧められます。
このように、東洋医学的な病症に当てはめながら、一つ一つの精油を、東洋医学的な効用は勿論のこと、最新のデータを含めながら、詳しく学んでいきました。
今回、ジャスミンアロマティークオーガニクスさんのご協力により、「殆ど全ての精油をその場で開封して嗅ぐ!」という大変贅沢な体験を。
ガブ先生も、受講生の皆さんも、開けたてのフレッシュな精油の香りに、大喜びでした~!
特にガブ先生、卒倒しそうなくらい、興奮していましたね!
ガブ先生の「精油が大好き!」という気持ちが、本当によく伝わりました!
受講生の皆さん、ガブリエル節を聞き逃すまいと、耳はダンボ!目は皿!!
続きは、明日ご紹介します。