2014.11.13
祖母へのセラピー その① 高齢者へのケア
今日は、病院ボランティアの日。
自分の心身のコンディションを万全に整えて、向かいます。
自分の祖母をセラピーするような、優しい、穏やかな気持ちで、今日も患者さんと向き合ってきたいと思います。
アロマセラピーやリフレクソロジーを学び始めた時、
「高齢者は濃度は低めに」
「高齢者は圧は優しく」
なんて言われているけど、
「いったい、低めの濃度って、どれくらいなんだ? 優しい圧って、どれくらいなんだ~??」
と、
私も頭の中が「???」でいっぱいだったものです。
そんな時に、祖母が格好の「練習台」でした!!
OL時代にリフレクソロジーを学び始めた時も、
仕事を辞めてアロマセラピーを学んだ時も。
いつも、練習相手やケーススタディのモデルに、進んでなってくれました。
80歳くらいまでは、普通にベッドでフルトリートメントをしていましたよ。
踏み台が必要でしたが。
リフレクソロジートリートメントで、初めて祖母の足裏を触って、ビックリ!
まるで、赤ちゃんの掌のように、プカプカ、柔らかで、ピンク色なのです!
ディポジットは、ほとんどなし!!
これまでの、セラピスト人生で触れたことのあるクライアントの中で、一番健康的な足だったのは、元気だった頃の祖母の足です。
今でもその感触、忘れません。写真撮っておけば良かったかなぁ~。
「本当に健康な人は、食生活もきちんとしていて、適度に体を動かし、ストレスもない、うちの祖母みたいな人なんだなぁ~! 見習わなくっちゃ!」と実感しました。
↑
写真は、イメージですが(笑)、こんな感じの足でした。
初めてアロマセラピートリートメントを行う時は、
「え? 脱ぐの?」
と驚いていましたけど、
一度体験してしまえば、後は病みつきに!
「気持ちいい! またやって!」と、喜んでくれました。
濃度は1%程度に。
皮膚がとても弱い祖母だったので、少し心配だったのですが、皮膚トラブルどころか、ますますお肌がツルツル・スベスベに!
香りは、ラベンダートゥルー + スィートオレンジ など、シンプルなブレンドが好みでした。
自分で足をマッサージしてもらうようにセルフケアのアドバイスをしたところ、
後日会ってビックリ!
なんと、毎晩100回自分で脚を擦りあげているのだそうな!
そんなわけで、冷えもむくみもない、羨ましいような、健康的な足の持ち主。
「足がきれいであれば健康的!」と、リフレクソロジーのクラスでいつも生徒さんにお伝えしていますが、
まさに理想的な足の持ち主は、うちの祖母だったのです!
↑
もちろん、こちらの写真も、イメージです(笑)。
80歳を超えて、だんだんとベッドに上るのが大変になってから、活躍したのは、座椅子とアイロン台!
↑元々うちにあった、普通の座椅子と、普通のアイロン台です(笑)。
リクライニングした状態で、座椅子に座ってもらい、足をアイロン台に乗せてもらって、足のマッサージ。
足が終わったら、今度はアイロン台に腕に乗せてもらって、腕のマッサージ。
背もたれから背中を起こしてもらって、背中のマッサージ。
背もたれにもたれてもらって、デコルテ、首、肩、フェイシャルと、
座椅子&アイロン台があれば、フルボディできてしまいます!
時間にして、45分くらい。
また、旅行に行った時など、座椅子やアイロン台がないときは、クッションや枕などを適当に使って、セラピーをやっておりました。
お布団や、通常の寝具のベッドで行うときは、妊婦さんのようなサイドポジションで、横向きになって頭の下と胸の前にクッションを置くのが基本姿勢。
うつ伏せになる息苦しさもなく、背中や腰がタップリできるので、喜んでいました。
病院ボランティアでも、被災地ボランティアでも、ボランティアでは「臨機応変」が求められますが、
祖母へのセラピーの経験によって、「どんな環境でも、工夫すればセラピーができる!」ことを学びましたよ。
こちらは、岩手県山田町の仮設住宅ボランティアの様子
↓
つづく
医療におけるセラピーケアに興味がある方は、是非キース・ハント氏に会いにお越しくださいね!
12/7(日)のIFPAジャパンカンファレンスでは、
キース・ハント氏がモットーとしている「TREAT NOT A TREATMENT(治療ではなくご褒美を)」と題して、
難病をお持ちの患者さんとの関わり、病院でのケアの実態をご紹介します!
更に、統合医療の現場で活躍する現役医師・看護師から話が聴ける貴重なチャンスです。
懇親会では、直接お話したり、質問ができますよ!