2014.11.14
祖母へのセラピーその② 骨折時のケア
祖母へのセラピーその① 高齢者へのケアのつづきです。
元気だった祖母が、
ある日、交通事故に遭って、腕と脚を骨折!
「骨折には、マッサージは禁忌」
と、
教科書には書いてありますが・・・。
身内だったら、オイルを持ってすぐに駆けつけます!
患部に触れられないのであれば、他の部位にセラピーすれば良いのです!
万が一、 全く触れられなかったとしても、精油が働いてくれるのです!
まずは、
ベルガモットのエアフレッシュナーで、病室の空気を明るくし、
お喋りして、気を紛らわせて、
顔や、怪我をしてない方の手、足をマッサージ。
ギプスが取れてから、役立ったのは、リンパドレナージュ!
筋肉や骨を圧迫することなく、優しく皮膚を刺激して、滞った体液を流すのに、最適です!
アロエベラジェルに、シダーウッドやトゥルーラベンダーをブレンドしたものを少しつけて行う
かなり痛みや腫れの軽減に役立ってくれました。
そして、とっても重宝したのは、リンパブラシ!
ささっとリンパの流れる方向に向かって撫でるだけで、リンパドレナージュ効果が得られます。
強く擦ってしまっても、毛先がふんわりとフィットするので、失敗はナシ!
簡単だから、私がやらなくても、母や祖母に渡して、自分たちでもやってもらいました。
その後、祖母は驚異的に回復!
「もしかしたら、そのまま歩けなくなるかも・・・?」
なんていう心配はどこへやら。
理学療法士さんたちも目を見張るようなトレーニングの結果、
驚くほどの速さで回復し、普通に歩けるようになりました。
骨折する前までは、全く健康体だった祖母は、
怪我後は「腰が痛い」というようになりました。
そして、以前は全く見られなかった、冷えやむくみも・・・。
そこで、役立ったのが、お灸!
またまた練習台ですが(笑)。
サイドポジション(横向き)で寝てもらい、
オイルを使わないドライハンドのマッサージ & 腰と足にお灸というコースが、
その後のお気に入りコメニューでした。
お灸の効果はてきめんで、
私がいない時も、市販のせんねん灸を母に渡して、自分たちでやってもらいました。
セルフケアで行うお灸も、結構効果はあるものです!
お灸をした数日間は痛みが少なかったようです。
困った時には、持っている知識や技術を総動員すれば、何かと役立つのですね!
家族で行う素朴な民間療法だからこそできることって、たくさんあると思うのです。
つづく
医療におけるセラピーケアに興味がある方は、是非キース・ハント氏に会いにお越しくださいね!
12/7(日)のIFPAジャパンカンファレンスでは、
キース・ハント氏がモットーとしている「TREAT NOT A TREATMENT(治療ではなくご褒美を)」と題して、
難病をお持ちの患者さんとの関わり、病院でのケアの実態をご紹介します!
更に、統合医療の現場で活躍する現役医師・看護師から話が聴ける貴重なチャンスです。
懇親会では、直接お話したり、質問ができますよ!