2014.11.30
キースハント先生来日セミナーの様子②グローブワークと弾性ストッキングの実習
今回のキースハント先生のワークショップの醍醐味は、
ロイヤルフリーホスピタルで実際に行われている実技が、キース先生から直々に学べるということ!
普段は、ロンドンで入院しないと受けられない(!)本邦初公開の、キース先生のアロマセラピーマッサージに、一同ワクワクです!
キース先生、ピンクのポロシャツに着替えて登場!
セラピストは患者さんの心を明るく照らすのが仕事。
だから、いつもピンクや黄色の服を着て施術を行うのだそうですよ。
オイルを付けて、優しくエフルラージュ。
ゆっくりと、スマイルそしてアイコンタクトを忘れずに。
ゆっくり過ぎることはない、ゆっくり行えば行うほど、早くクライアントさんは眠りに落ちるのだそうです。
ベッドの高さが変えられない、時には柵があったり、点滴や医療器具が置いてある病院の環境では、普段のサロンワーク以上に姿勢の維持が重要なのです。
医療現場では1日10人以上も施術をする訳だから、「腰が痛い」などと言っていられませんよね。
キース先生のご指導を通じて、医療現場のみならず、全てのセラピストに共通する、大切なことをたくさん気づかされました。
隔離病棟患者さんにも、グローブ、エプロンを着用すれば、施術できます。
「●●(病名)だから施術ができない」ということはありません。
「●●(病名)でもこうすれば施術できる」と考えるのがロイヤルフリーホスピタル流。
禁忌は、「医師が許可しない時」と「患者さんが希望しない時」のみ。
それ以外は、どんな方に対してもマッサージを行うのだそうです。
同じワークを、今度はグローブを付けて実習です。
慣れないグローブワークで戸惑う方もいらっしゃいましたが、受け手の方は「意外と素手っぽくて気にならない」というのが感想だそうです。
受けるのも、施術するのも、とても貴重な良い経験をしました。
さて、
お次は、医療用弾性ストッキングを着脱するワーク。
患者さんが弾性ストッキングを着用していた際は、それをセラピストが脱がせて施術をするのですが、
施術後は元の状態に戻さなくてはなりません。
キース先生が行うと、簡単そうなのですが・・・、
実際にやってみると、皆さん四苦八苦。
これも、クリニカルの現場を想定した、貴重な実技の体験でした。
皆さん、いいお顔していますね~!
新しい体験をすることは、本当に楽しいことです。
実技は、まだまだ続きます。
つづく
IMSI名物の来日ワークショップ、次回は2015年6月13日&14日
南アフリカ・インガ・ドーガン先生による「セラピューティックリフレクソロジー~腸内環境と東洋医学~」
これからも日本のセラピストに役立つ来日セミナーを開催していきます!