2014.12.10
IFPAジャパンカンファレンス その② ワークショップと午後の講演
IFPAジャパンカンファレンスのレポートその②です。
午後は、各会場に分かれてワークショップが開催されました。
こちらは、我がIMSI代表、嵯峨慈子先生の「セラピストのためのスキルアップと障害予防~ブレインジムと原始反射統合エクササイズを用いて~」
「もっと身体を楽に使いたい!」と願うセラピストの方をモデルさんに、ワンポイントアドバイスと共に様々なブレインジム&原始反射統合エクササイズが紹介されました。
こちらの会場では、加藤安希先生による「乾癬に対するリンパドレナージの効果 症例報告」。
乾癬という皮膚疾患に対して、MLDを行い、素晴らしい改善が見られた症例報告をシェアしてくださいました。
こちらは、アズ直子先生の「ビジネス実用書著者が語る、セラピー普及促進3つの鉄則」。
あっという間に引き込まれるアズ先生のトークに、セラピスト一同、学ぶことが多かったようです。
これからは、セラピスト一人一人が「発信力」を身につけて行きたいですよね!
こちらは、林みき先生、出村百合子先生による「ユニス・インガム女史『足は語る』心と身体の関連臨床例」。
インガム式メソッドの紹介と、花粉症など実際の症状に合ったケアの紹介がありました。
イネス多恵子先生の「オーラルリフレクソロジー(健康と笑顔セラピー)」。
顔や口腔の興味深い反射区とともに、実技のエクササイズも交えて、盛りだくさんのワークショップでした。
塩田知恵子先生の「アロマトロジーとは」。
精油を高濃度で局所使用するアロマトロジーの実演もあり、セラピストにとって興味深い内容でした。
「どれを選択すれば良いの~???」
と、セラピストを悩ませてしまう顔ぶれですよね!
お友達と手分けして受講して、後で報告し合う、という作戦を取られていたセラピストチームもいらっしゃいましたよ!
ワークショップ後は、またメイン会場に大集合して、基調講演です。
社会福祉法人聖ヨゼフ医療福祉センター看護師・青山素子先生による
「肢体不自由者への看護におけるアロマセラピーケアの実践」。
聖ヨゼフ医療福祉センターは、重症心身障害者、肢体不自由児者の方々の入所・通所施設です。
患者さんの多くは身体の変形、捻じれ、筋緊張、循環障害があり、
また癇癪発作を起こす方も多いそうです。
看護師として、少しでも患者さんの状態を緩和できたら・・・と思って出逢ったのが「アロマセラピー」。
講演では、実際のアロマクリームやスクラブの使用例やその効果、そして医療スタッフとの連携、コスト面の対策など。
医療現場でアロマセラピーを取り入れる上でとても大切なことを、現実的な側面も踏まえて、
惜しみなく体験談をシェアしてくださいました。
最後の講演は、
緩和ケア医、NPO法人サイモントン療法協会・副理事長、彦根市立病院緩和ケア科非常勤医の田村祐樹先生による
「CARE For CAREGIVER~そのひとらしく・あなたらしく~」。
院内や在宅、様々は場所で、患者さんとそのご家族に向き合う田村先生。
パチンコ台を院内に置いたら、
座ることのできなかった直腸がんの患者さんが、1時間も座ってパチンコをしていたお話など。
楽しく、自分らしい時間を過ごすことの素晴らしさ、大切さを
笑いとユーモアたっぷり交えながら、語ってくださいました。
人のケアをするセラピストにとっても、同じこと、
「これが良い!」と人の真似をするのではなく、
自分らしく、心地よくあること、とても重要ですよね。
初期からターミナルまで、日々たくさんの患者さんに接してきた田村先生による、心からのお言葉、身に沁みました!
どの講演・ワークショップも、今後のセラピスト活動に活かせる内容ばかりでした!
つづく
英国IFPA認定アロマセラピーディプロマコース 2015年4月開講
ベトナム医道認定ディエンチャンディプロマコース2015年2月開講
南アフリカでリフレクソロジーを国家資格に導いたインガ・ドーガン女史来日ワークショップ 6月13日&14日開講
南アフリカDI認定セラピューティック・リフレクソロジーディプロマコース2015年7月開講