冨野学院長のブログ

2021.05.04

医療・介護の中で行う痛みマネジメント~HEARTS~Day1

オランダのクリニカルアロマセラピストで心理学者のジョナサン先生による医療・介護の中で行う痛みのマネジメント~HEARTS~のコースが始まりました。

全国から、アロマセラピスト、看護師、特別支援学校教員、ケアワーカー、介護士、言語聴覚士、会社員で社員の手当てなどを担当している方、家族のケアをしている方、ボランティア活動をしている方など・・・・たくさんの受講生さんがご参加くださり、素敵なゴールデンウイークになりそうです!

講座の最初に、ジョナサン先生より「何故、痛みのケアにアロマセラピーなのか?」というお話がありました。

ジョナサン先生が25年前に初めて担当したがん患者さんは、8歳の男の子でした。

末期がんで身体の痛みを訴えていた彼は、「ネロリを嗅ぐと、天使が来て、痛みを持って行ってくれる」と言って、好んでネロリを嗅いでいたそうです。

彼自身が天使になった後、母親がネロリをディフューザーで焚いて彼のことを想い出しているのを見た時、「アロマセラピーこそ自分の道具だ!」と決意。

その後、英国マンチェスターのがんの専門病院クリスティホスピタルで、HEARTSというテクニックに出逢い、そこから心身の痛みや孤独の専門家として活動しているのだそうです。

 

3Dayコースの初日は、痛みの基礎知識として、痛みの尺度を使った測り方や患者さんへの訊ね方、痛みに対処するためのアロマブレンディングやホールディングの仕方などの基本を学びました。

炎症の痛みや、腫瘍の痛み、神経痛、手術、生検、化学療法や放射線療法に関する痛み、便秘にょる腸の痛みや褥瘡、感染症による痛みなど・・・、痛みの種類は多くあります。

セラピストは、時には腫瘍のある部位の上をじーっとホールディングすることもあるし、痛みのある部位から意識を逸らすために、別の部位に触れることもあります。

HEARTSというテクニックは、ベビーから高齢者まで、身体・精神・スピリチュアルな痛みにも対応することができる、即効性のある痛みの緩和ケアです。

 

本人や家族が希望する限り、軽度の痛みから重度の痛みまで、どんな方の痛みにも、どのようなシチュエーションでも、応用することができます。

末期の患者さんでも、モルヒネの量が抑えられ、安定した思考で家族と会話ができ、旅立ちの準備をサポートすることができるそうです。

 

「セラピストは、クリエイティブであれ!」とは、ジョナサン先生の名言です。

基礎をシッカリと学ぶことは大切ですが、そこからドンドンと花開くように、現場ではクリエイティブにセラピーを行っていくことで、様々なニーズを持つ患者さんに対応することができるのです。

 

1日目の最後には、オレンジの精油を使ったデモンストレーションを見て、HEARTSテクニックの概要を学びました。

シンプルですが、本当にクリエイティブです!

絶妙な声かけと柔らかな手の動きには、ジョナサン先生の優しさがいっぱい溢れていて、画面越しで観ているだけでも、ウットリしてしまいました。

 

個人的に思ったこと:

HEARTSは、歴史も手法も違いますが、ディエンチャンとそっくり!

シンプルで決まったルーティンはなく、クリエイティブで直観を使っていくセラピーです。

どんなシチュエーションでも使えて、お仕事にもセルフケアにも役立ち、みんなが笑顔になる!

先生が「この手法は、即効性があります!」と自信たっぷりに言うところも(笑)。

 

3日間タップリとジョナサン先生から学べること、ワクワクします。

セラピストとして仕事に役立てていくほか、自分や家族にもフル活用していきたいと思っています。

皆さん、3日間どうぞよろしくお願いします!

 

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