2021.07.08
スマホ老眼と自然療法
「スマホ老眼」という言葉をご存じですか?
老眼になりやすいお年頃の方はもちろんのこと、若い方にも増えている目の問題です。
通常の老眼は、目のレンズの役割を担う水晶体やピントを合わせる筋肉が衰え、「近くの文字が見えにくい」「薄暗くなると見えにくい」などの症状が現れます。
一方、スマホ老眼とは、その名の通り、スマートフォンの画面をじっと見続けることで起こる症状です。
目の筋肉が凝り固まってしまい、ピント調節がスムーズにできなくなった結果、老眼と同じような症状が現れてしまうのです。
通常の老眼であっても、スマホ老眼であっても、お困りごとは、「手元を見るのに困る」だけではありません。
眉間のシワ、頭痛、肩こり、吐き気など・・・、更なる問題に発展してしまうことも多いのです。
早めに、ケアしたいですよね!
東洋医学では、どんな些細な症状でも内臓と関係があると考えるのですが、「目の問題」と言えば、まず真っ先に挙げられるのが、「肝の問題」です。
眼精疲労やドライアイ、肩こりのある方、イライラしやすい方、月経の問題がある方は、肝を大切にケアしましょう。
できるだけ添加物や不要な薬は摂らないようにして、良く寝て、メンタルケアをしてください。
アロマトリートメントを受けたり、ヨガやストレッチをしたりして、筋肉をいたわるのも、肝が喜びますよ。
精油は、筋肉をほっこりと緩めるローマンカモミールや、酸味のあるスイートオレンジ、ユズ、ベルガモットなど柑橘がおすすめ。
肝の経絡や反射区をご存じの方は、是非活用してみましょう。
次に、老化が関与している症状と言えば、「腎の問題」が挙げられます。
冷え性や更年期障害、耳鳴り、めまい、白髪や薄毛が気になる方、疲労困憊やスタミナ不足の方は、要注意です。
とにかく、冷え性を改善し、質の良いミネラル(海塩など)を摂り、睡眠の質を改善するようにしましょう。
精油は、身体を温め活力を与えてくれるジンジャーや、ホルモンバランスを整えるゼラニウムがおすすめです。
腎の経絡や反射区をご存じの方は、是非活用してみましょう。
そして、忘れてはならないのが、「胃の問題」です!
足の第二趾と第三趾(人差し指と中指)は、リフレクソロジーでは「目の反射区」ですが、東洋医学では「胃の経絡」です。
そう、目と胃は、趾先でオーバーラップしているのです!
老眼の症状が気になる時は、是非、目だけではなく、胃を労わってあげてくださいね。
スマホを見ながら、ジャンクフードを食べて、目と胃を同時に疲労させるなんて、身体が悲鳴をあげてしまいそう・・・!
夏は特に、冷たい食べ物、飲み物の摂りすぎにもご注意を。
精油は、消化器系に働きかけるペパーミントやカルダモン、フェンネルなどがおすすめです。
足の第二趾と第三趾をグリグリと揉み解すのも、リフレクソロジーと経絡のダブル効果で、大変効果的ですよ。
自然療法の国際総合学院IMSIでは、心身のケアに有効な東洋医学とアロマ、リフレクソロジーをお伝えしています。
多くの方に自然療法を知っていただくことで「不調が起きたら、なんでもかんでも、すぐに病院!」という人が減ると良いなと思っています。
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