2021.07.21
尊敬するイギリスの大先輩セラピストのご紹介
「人生100年時代」という言葉を、最近よく耳にしますよね。
「定年もなく、一生続けられる仕事を見つけたい!」という理由でIMSIの門を叩く方も多くいらっしゃいます。
私がセラピストを志したのは、まだ20代半ばのことでした。
その頃は、自分が年を取ることなんて想像できませんでしたが、今思えば、なかなか良い仕事を選んだと思っています。
何故なら、セラピストは、人の痛みが分かる年齢になって、やっと1人前。
年齢を重ねるごとに、より良い仕事ができるのです。
そんな私は、まだまだ若すぎる(!)ヒヨッコです。
自然療法の歴史と伝統のある国・イギリスには、尊敬する大先輩のセラピストが沢山いらっしゃいます。
その一人が、メアリー・アトキンソン先生です。
自然療法に関する多数の著書があり、日本語で出版されている「アーユルベーダ式ヘッドマッサージ」「手と足のマッサージ」は、見覚えのあるセラピストの方も多いのではないでしょうか?
メアリー先生は、ジャーナリストとしてヘルス&フィットネス関連の記事を書いていたことから自然療法に興味を持ちはじめ、自身がセラピストになることを決意したそうです。
セラピストスクールを卒業した2年後には、地元のチチェスターにあるホスピスで、補完療法のサービスを立ち上げました。
緩和ケアと終末期ケアにおけるセラピスト経験の中から、服を脱がずに気軽に行え、優しいタッチで心身を癒す様々なトリートメント技術を開発し、補完療法のスクールを設立。
メアリー先生の下で学んだ補完療法セラピストが、現在、イギリスをはじめとするヨーロッパ、アメリカ、中東、アジアなど世界の医療・福祉の現場で活躍しています。
メアリー先生の活動は、教育分野にも広く及びます。
「すべての子供たちは、ポジティブに触れ合う機会が大切」というビジョンを広めるために、「ストーリー・マッサージ」を共同開発しました。
このプログラムは、タッチセラピーと「語り」「リズム」「イメージ」などを組み合わせた、楽しく、クリエイティブなセラピーです。
このセラピーは、学校、特別支援学校、乳児院、保育所など、様々な施設で子どものケアに取り入れられています。
また、メアリー先生の元々の専門分野であるホスピス、病院、高齢者・介護施設などでも、幅広く活用されています。
メアリー先生は、東日本大震災の際にアロマボランティア団体Cocoroと共に被災地を訪れ、ボランティアでこのプログラムを提供しました。
2020年の新型コロナウイルス感染症パンデミックによる最初の英国でのロックダウンの際に、家庭や施設で誰もが行えるようにストーリーマッサージをインターネット上で配信。
様々な功績が称えられ、英国Federation of Holistic Therapists (ホリスティックセラピー連盟)のセラピスト・オブ・ザ・イヤーに選出されました。
お孫さんがいらっしゃるお年頃のメアリー先生ですが、益々パワフルに、イキイキと、フットワーク軽く、セラピスト活動を続けていらっしゃいます。
そのハツラツとしたお姿とチャーミングな笑顔からは、「人を癒すことが大好き!」というエネルギーが溢れていて、セラピストであることを心から楽しんでいることが伺えます。
会うたびにセラピストとしてのインスピレーションを与えてくれるメアリー先生は、正に私の理想のセラピスト像です。
私も、メアリー先生を目標に、これからもセラピストとして精進していきたいと思います!!
2021年10月、メアリー・アトキンソン先生によるオンラインセミナーが日本初開催されます!
創始者本人よりイギリスの医療・福祉・教育現場で活用されているストーリーマッサージをオンラインで学ぶチャンス。
自然療法のご興味のある方なら、どなたでもご参加いただけます。
自然療法の国際総合学院IMSIにご興味がある、もっと知りたいという方は、是非資料請求をしてみてください。オープンキャンパスのご予約(来校・オンライン)も随時承っています。