冨野学院長のブログ

2021.07.29

シミと自然療法

いよいよ夏本番、暑い日が続きますね。

今日は、多くの女性を悩ませる「シミ」のお話です。

そもそも、シミはなぜできるのでしょうか?

“一般的”には、紫外線の影響で、皮膚に過剰なメラニン色素が作られ、蓄積するためと考えられています。

では、紫外線やメラニン色素は、憎き悪者でしょうか・・・?

そうでもないですよね。

 

紫外線はビタミンD合成に不可欠ですし、皮膚や精神疾患の治療に利用されることもあります。

メラニン色素は、紫外線によるダメージから肌を守ってくれる、大切な役割を果たしているのです。

 

実際に、同じように紫外線に当たっても、シミができやすい人とそうでない人がいます。

昔、ベトナムの田舎を訪ねた時、農民たちのお肌がとてもキレイな一方、日焼け止めを塗りたくっている観光客のほうが、シミやシワが多かったことを思い出します。

 

では、シミの原因は、いったい何でしょうか?

東洋医学では、「皮膚は内臓の鏡」。

つまり、皮膚は、私たちの身体の内側の状態を映していると考えられます。

 

シミには「老人性色素斑」と呼ばれるタイプと「肝斑(かんぱん)」と呼ばれるタイプがありますが、どちらも頬の外側、目尻の下あたりによくできます。

ここは、顔の反射区では「肝臓」と「胆嚢」のゾーン、東洋医学の経絡では「胆経」の通り道。

そう考えると、シミは、自然療法的には「肝と胆」の問題だと考えることができます。

(「肝斑(かんぱん)」という名前には、症状の原因が現れています。

痛“風”とか“湿”疹とか“風”邪などもそうですが、昔の方は、病名から原因を教えてくれたのですネ。)

 

「肝臓!? 私、お酒は吞みません!」と思う方もいるかもしれません。

でも、お酒だけではなく、肝臓をくたびれさせてしまう原因は、山ほどあります。

ストレス、睡眠不足、目の酷使、食品添加物・経皮毒・大気汚染などから来るたくさんの毒素、不必要な薬、etc・・・。

そう、現代人は誰もが「肝と胆」がとても疲労してしまっているのです!

 

自然療法では、ストレスを軽減したり、睡眠の質を高めたり、目の疲労を和らげたり、解毒機能をサポートしたりするなど、様々な方法で「肝と胆」の負担を軽減することが可能です。

西洋医学のように、レーザーでシミを取ったりはしませんが、身体の声を聴いて自然治癒力を高め、自分の力で改善するサポートをしていきます。

 

私個人的には、スキンケアにディエンチャンの道具をフル活用しています。

化粧品のように「塗る」のではなく、物理的な「刺激」を与えることで、皮膚本来の持つターンオーバー機能を促していきます。

同時に、内臓の反射区や経絡を活性化することができて、一石二鳥です。

昨年、ベトナム医道ディエンチャンのThi先生が陰陽ローラーを使った簡単なセルフケア動画を送ってくれましたので、再度ご紹介します。

皮膚への刺激が内臓のケアにつながり、それが結果的に美肌につながることを、デモンストレーションしながら説明してくださっています。

ベトナム美女のスキンケア、是非ご覧くださいね。

 

東洋医学や反射学などの自然療法を学ぶと、「すべての症状は身体からのメッセージ」ということに気づかされます。

そして、古代から伝わる「自然と調和した生き方」を学びながらも、現代人に合った対処法を身に付けることこそが、健康に生きるために必要な術なのだと思っています。

 

 

自然療法の国際総合学院IMSIでは、心身のケアに有効な東洋医学とアロマ、リフレクソロジーをお伝えしています。

多くの方に自然療法を知っていただくことで「不調が起きたら、なんでもかんでも、すぐに病院!」という人が減ると良いなと思っています。

自然療法の国際総合学院IMSIにご興味がある、もっと知りたいという方は、是非資料請求をしてみてください。オープンキャンパスのご予約(来校・オンライン)も随時承っています。
 

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