2021.11.25
ディエンチャンアドバンスDay5 睡眠障害(夜間頻尿、自律神経)、狭心症、スマホ中毒、アキレス腱炎、子どもの腹痛、尿酸値が高い、乾癬、不安神経症、骨粗しょう症、多系統萎縮症、コロナになったら・・?
いよいよ、ディエンチャン最終モジュールに突入です!
Day5は、伝統的な東洋医学の理論をディエンチャンの施術に活かす方法を学びました。
東洋医学がベースであるディエンチャンは、鍼灸治療と同じように、施術法は無数にあります。
たった1つのツボが有効な場合もありますし、いくつかの複雑なフォーミュラを組合わせて使うこともあります。
陰陽五行や経絡理論を知っていると、症状の根本の原因を読み取って心身に深くアプローチすることができるため、セラピストとしてのスキルが益々グレードアップ。
伝統的な鍼灸治療のような考え方を持ちながらも、施術はあくまでもシンプル、というのが「刺さない顔鍼・ディエンチャン」なのです。
「天羅地網」という、タム先生オリジナルのフォーミュラの実習を行いました。
これは、ベトナムでは、不眠、頭痛、片頭痛、鼻炎、パーキンソン病、統合失調症、風邪、ストレス、脳の虚血、花粉症、三半規管の問題など、様々な頭部や顔面に関する問題に実績をあげているフォーミュラです。
まずは、顔のツボを丁寧に押していきます。
番号通りに押すだけですが、軽く押しているのに、響くところがあるのです。
その後は、頭部と頸部を緩めていきます。
とても気持ちが良い、至福の時間。
顔ツボと組み合わせると、通常の首肩の施術よりも格段に身体が緩み、顔色が良くなるのが分かります。
ベトナムでは、顔のツボにお灸も使いますが、お灸の代わりにシールを貼ってもOK!
シールを貼るのも大変効果的ですが、何よりも、楽しい!
皆さんの施術、とても心がこもっています。感動です!
タム先生との質問セッション。
今日も笑顔とユーモア一杯で、たくさんの質問に答えてくださいました。
・睡眠障害(夜間頻尿や自律神経に関する)
色々な原因がありますが、天羅地網のフォーミュラからリラックスに関するツボを選んで行います。
または、足と足を擦り合わせたり、足首を揺らすなどして温める、シンプルなセルフケアも有効。
・狭心症
タム先生が開発した「心臓の天羅地網」というフォーミュラがあります。
発作が起きた時は、ディエンチャンの救急のツボや顔の「線引き」を行います。
・アキレス腱炎
様々なチャートの足首の反射区を使ったり、足首を直接ディエンチャンの道具で擦ったりします。
1回1500ドルもする最新治療を4回受けても良くならなかった患者さんが、タム先生のディエンチャンを受けて効果があって驚いたという話もありました。
・子どもの腹痛
簡単にできる消化器系のケアを。
指で顔を擦っても良いし、「コロコロ球」という道具を手の中で転がし、手における胃腸の反射区を刺激すのも良いのです。
「不調が起きたらすぐに薬を飲むのは危険」と教えられているベトナムでは、子どもでも自分でセルフケアをします。
・高い尿酸値
腎臓のツボと利尿のツボがおすすめです。
・スマホ中毒
多くの方が悩んでいるこの問題には、腎の強壮をします!
なぜなら、東洋医学の五行説では、腎臓は「志」を宿す臓だからです。
志を高めて、スマホから気持ちのスイッチの切り替えを助けるのです。
・乾癬(脱ステロイド)
解毒や消炎消毒、ディエンチャンのリンパマッサージ。
それと皮膚疾患は、五臓が満遍なく関わってくるため、五臓全てを刺激するフォーミュラがおすすめです。
・不安神経症
気をあげるフォーミュラや、神経安定フォーミュラ、気血を補充するフォーミュラなど。
陽の気をアップする気功もおすすめです。
・骨粗しょう症
ディエンチャンのリンパマッサージや、内分泌のフォーミュラなど。
「ディエンチャンさえすればOK!」という考え方ではなく、運動することも大切です。
・多系統萎縮症
五臓を満遍なく活性するフォーミュラや、気血を補充するフォーミュラ、気をあげるフォーミュラなど。
どんな疾患でも、「できることが何もない!」と諦めることが決して無いのがディエンチャン。
・コロナに罹ったら?
タム先生は、新型コロナウイルスが流行する直前に重い風邪に罹り、ひどい風邪に対処する顔の施術を思い付いたそうです。
その後すぐにコロナが流行り、自分の経験から考えた風邪に対するディエンチャンが、沢山の患者さんや生徒さんに役立ったそうです。
たくさんの技術、知識を、惜しげなく伝えてくださいました。