冨野学院長のブログ

2022.05.10

フランス式リンパドレナージュ入門開催報告

ゴールデンウイーク中に、フランス・ニースにあるエレガンススパ&ビューティーアカデミーさんとLIVEでつながり、フランス式リンパドレナージュ入門を開催しました。

全国からたくさんの方がご参加くださいました。ありがとうございます!

セミナーの様子をご紹介いたします。

フランス式リンパドレナージュ入門オンラインの様子

「リンパドレナージュ」とは、世界的に有名なトリートメントの手法テクニックですが、色々なアレンジが加わったものが広く普及していて、施術者も「本当にリンパの流れにアプローチできているのかな……?」と不安に思ってしまうこともよくあるのです。

そのような中、結果を出すことが求められ、エステ国家資格の実技試験の科目にもなっている本場・フランスのリンパドレナージュを知るために、今回のオンラインセミナーを開催しました。

講師は、エステの国家資格対策コースも担当されている、ベテラン講師のモード・レクセ先生。

モード・レクセ先生

リンパドレナージュとは、エミール・ボッダー(Emil Vodder)博士が開発したテクニックです。

ボッダー博士は、奥様の療養のために海水浴に行ったときに波の動きを見て、「体液にも波のような動きとリズムがあるのではないか」と考え、リンパドレナージュの手技を開発したのだそうです。

「呼び寄せのテクニック」というのは、流れを呼び集めるための動きで、「吐き出しのテクニック」というのが、毒素を排泄するための動き。

まるで波が押し寄せ、引いていくように……この2つのテクニックを繰り返しながら、リンパを最終目的地へと運んでいくのが、このリンパドレナージュの醍醐味です。

モード先生の手の動きを見ていると、揃えた指がコロコロ転がる感じが、本当に海の波を見ているかのようで、とても美しく、「何時間でもウットリと見ていられそう……」と思いました。

リンパドレナージュは、顔もボディもどの部位に対しても行うことができます。

部位によってセラピストは手全体や指の腹など、手の当て方は変えていきますが、大切な基本事項は同じです。

まず、1つ目は、ゆっくりと行うこと。

2つ目は、圧は強すぎないこと。強い圧では、皮膚表面近くにある毛細リンパ管を潰してしまいます。とはいえ、圧はゼロでもなく、心地の良い程度の圧を、変えずにずっとキープします。

3つ目は、途中で手を離さないようにすることです。皮膚のすぐ下にボールが入っていて、それを少しずつ上に運ぶようなイメージです。

こめかみ付近のマッサージを受ける女性

今回の入門編では、超一流講師から、セルフフェイシャルリンパドレナージュのテクニックを習うという、大変ゴージャスな体験ができました。

「呼び寄せのテクニック」は、顔の内側から外側へ、「吐き出しのテクニック」は、顔の上から下へ、首を通って鎖骨まで。

セルフフェイシャルリンパドレナージュのテクニックのイラスト

テキストも明快で分かりやすく、「この手技は6分で行います!」などしっかりと時間や回数が決められているのが、フランスのエステっぽくて興味深かったです。

今回の入門クラスでは、「目元疲労改善」「肌ツヤ&アンチエイジング」「フェイシャルライン再形成」の3つの目的を持つ、リンパドレナージュのセルフケアを学びました。

これらのセルフケアは、朝に行えば、むくみを軽減し、シワを伸ばし、肌をハツラツとさせてくれ、夜に行うと、睡眠を促進し、就寝中の疲労回復や皮膚の細胞の再活性化を促してくれるのだそうです。

このほか、痩身テクニックや、便秘改善、心身のリラクセーションなど、様々な目的のリンパドレナージュ技術のデモンストレーションが披露され、このテクニックの奥深さがよく分かり、もっと学びたくなりました。

セミナー終了後には、エレガンススパ&ビューティーアカデミーのマネージャーで、フランスのエステティシャンの国家資格を持つフランソワ雅子氏との交流会を開催。

フランスのエステ事情をたっぷりと伺いました!

なんと、フランス人女性は、だいたい16歳くらいで親に連れられて「エステデビュー」するのだそうです!

最初の目的は、ワックス脱毛。永久脱毛の機器は、金髪には反応しにくいため、脱毛はワックスが主流なのだそうです。

脱毛が終了してからも、ボディ、フェイシャルと……、その後も継続的に、お婆ちゃんになってもエステに通い続ける方が多いのだそうです。

その話を聞いて、以前パリでホームステイをした時のことを思い出しました!

ホストは、一人暮らしの80代の女性で、超絶美魔女!

アパートメントでシンプルな暮らしを送りながらも、バスルームには高級な化粧品や香水が並んでいて、「さすがパリジェンヌ。美意識が高くて素敵だな~」と思ったものです。

この方です!私のパリ滞在のホームステイ先のマダム

さて、フランスではエステティックが国家資格というのは良く知られていますが、日本のエステティシャンよりもとても仕事の幅が広く、メイク、ネイル、アートメイク、舞台メイクなど、美に関する多くのことを行います。

国家資格には実技試験があり、リンパドレナージュなどの施術のほかにも、脱毛、メイク、ネイル、デッサンなど、1か月に渡り様々な科目の試験を受けるのだそうです。

なんと、体育(400m走やバドミントン)を選択することもできるそうで、フランソワ雅子さんは体育で点数を稼ぐことで外国人と言うハンディを乗り越え、見事合格されたそうです。

フランスのエステティシャンが、単に技術がうまいとか知識があるとかだけではなく、総合的な人間性も重視しているようで、心温まるエピソードでした。

交流会では、エレガンス スパ&ビューティー アカデミーが主催するセラピストの世界大会についてもお話しいただきました。

国際部門があり、日本人が優勝したこともある、有名なセラピストのコンクールです。

コンクールの種目(審査内容)としては、マッサージ2種類から選択できて、1つは「エネルギッシュマッサージ」、もう1つは、「神経筋マッサージ」です。

どちらも、日本人には馴染みのない名前ではありますが……、指圧や経絡、タイマッサージなど気の流れにアプローチするのが「エネルギッシュマッサージ」で、スウェディッシュマッサージのように筋肉や血管など解剖学的にアプローチするのが「神経筋マッサージ」のようです。つまり、施術内容としては、普段日本人セラピストが行っている手技と大きな違いはありません。

コンクールでの審査は、「どういった目的で、何のためにこの施術をするのか?」というプレゼンテーションから始まるそうで、その目的に合った手技ができているかが審査のポイントなのだそうです。

このコンクールは、セラピストや学生であれば誰でも参加可能ですので、将来IMSIの卒業生から参加する方がいないかな~……と密かに思っています。

短い時間ではありましたが、フランスにエステ留学したような気分になり、新鮮な情報盛りだくさんで、とても楽しい入門セミナーでした。

今後も、日本の皆様がエレガンススパ&ビューティーアカデミーさんより直接学べるように、また様々なテーマでオンラインセミナーを開催していきたいと思っています。

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