2022.10.07
特別支援教育の中で行う「超・ポジティブ!」なタッチセラピー
英国発祥のストーリーマッサージは、受け手が乳幼児でも、終末期にある方でも、コミュニケーションが苦手でも、寝たきりでも、車椅子でも、どんな状態にあっても、安全で効果的に行うことができるタッチセラピーです。
ホスピス、病院、介護施設など、幅広く活用されていこのタッチセラピーは、特別支援教育の中でも愛用されていて、素晴らしい実績を挙げています。
実際にストーリーマッサージを行っている方々の、生の声をご紹介します。
「自閉症を持つ我が子は、触れられるのが嫌いなため、これまでハグをすることができなかったが、ストーリーマッサージを通して初めて子に触れ、つながりを感じました」
「ストーリーマッサージは、重度の障がいを持つ娘の落ち着きと安心に大変役立ちました。彼女が入院した時、私は毎日セラピーを行いました。看護師はこのセラピーが回復に役立ったと言いました」
「私は重度で複数の知的障がいと身体障がいをもつ3人の子どもの里親です。家族は皆、ストーリーマッサージが大好きで、タッチを通してコミュニケーションを取り、質の高い素晴らしい時間を過ごしています」
「私のクライアントは、精神面の問題を抱えている子どもから大人までです。皆ストーリーマッサージが大好きで、不安を感じるといつでも“やって”とねだられます。心を落ち着かせるのに大変役立ちます」(カウンセラー、心理士)
「私たちは5~19歳の自閉症の子ども達のためにストーリーマッサージを活用しています。以前は触れられることが苦手だった子どもも、行っていくうちに自然にタッチを受け入れられるようになりました。子ども同士や学校スタッフとのコミュニケーションも良くなりました」(教師)
語り + タッチ = 創造性、優しさ、絆、信頼、安心、楽しさ、笑顔 、etc・・・、シンプルですが、ストーリーマッサージの効果は絶大です。
セラピーをする側も、される側も、お互いにオキシトシンが分泌され、「まさにミラクル!」と言えるような奇跡がたくさん起こるのです。
ストーリーマッサージの「ストーリー」の部分は、良く知られている歌や物語を使っても良いですし、自分で創ることもできます。
例えば、相手が「電車好き」なら電車のお話、「動物好き」なら動物のお話、「食べることが好き」であれば食べ物のお話をタッチングに組み合わせるのです。
相手が好きなものを登場人物させることで、興味を引くことができて、じっとしていられない方や集中できない方、触れられるのが苦手な方にも、安心して受けていただきやすくなります。
ストーリーマッサージの「マッサージ」の部分は、誰でも簡単にできるシンプルな動きで、受ける人が、恐怖心を感じず、楽しさ、喜び、気持ち良さを感じるテクニックです。
くすぐったくてゲラゲラと笑う人もいますが、それも素敵なコミュニケーションに。
このテクニックは、互いに目を合わせるきっかけにもなりますし、毎日寝る前に行うなどルーティンにすれば、1日の生活リズムを創ることにもなります。
スペシャルニーズの領域で長年セラピストとして活動されているメアリー先生は、発達障がい、自閉症、ダウン症、知的障がい、脳性麻痺、そのほか、疾患や障がいをお持ちの子どもや大人たちに、ストーリーマッサージを活用してきたそうです。
聞こえない場合、話せない場合、心にトラウマを抱えている場合など・・・、どのようなケースであっても、ストーリーマッサージは助けになってくれ、セラピーをする側も、される側も、周りの人々も笑顔にするのだそうです。
オイルを使わず、素手で行うため、禁忌はありません(←もちろん、注意点はあります)。
12月に、メアリー先生によるストーリーマッサージのオンラインセミナーを開催します。
創始者本人から学ぶメリットは、技術や知識を習得するだけことではありません。 教育現場でセラピーを行いたい方にとっては、メアリー先生の経験談を聞くことで、学校でのセラピー活用の具体的なイメージが湧くことでしょう。 セラピストの方にとっては、英国の病院やホスピスで活動してきた「セラピストの鏡」のメアリー先生から、英国式ホリスティック&コンプリメンタリーセラピーの真髄をたっぷりと学び取ることができます。
もちろん「家族にやってあげたい!」というセラピー初心者の方も、大歓迎。誰もがニッコリ笑顔になる素敵なセラピーを実践してみませんか?
ストーリーマッサージが学べる入門講座(ご都合が合わない方は、録画受講も可)
プロのプラクティショナーとしてストーリーマッサージを行いたい方へ