2022.11.20
ディエンチャンアドバンスDay2 脳神経のツボ、顔面神経麻痺、内分泌のツボ、糖尿病、子宮筋腫、妊婦へのアプローチ、甲状腺機能亢進症/低下症ほか
ディエンチャンアドバンスコースDay2。
まずは、12対の脳神経に対するディエンチャンのツボを学びました。
例えば、視力の問題があれば、目に対するツボや反射区、フォーミュラなども活用しますが、加えて「視神経」のツボを刺激することで、総合的なサポートとなります。同様に、最近コロナウイルス感染症の後遺症でよくみられる嗅覚障害の場合も、鼻に関する反射区やツボのほか、「嗅神経」のツボを刺激することで、回復の可能性が高まるのです。
ほかにも、難聴、耳鳴り、めまいなどの問題があれば、耳の反射区やツボに加えて「内耳神経」のツボ、嚥下の問題があれば、喉の反射区やツボに加えて「舌咽神経」のツボ、舌の動きの問題があれば「舌下神経」のツボ、内臓の働きに問題があれば、それぞれの内臓の反射区やツボに加えて「迷走神経」のツボを使っていきます。
実習として「顔面麻痺のフォーミュラ」の練習を行いました。
ハンマーでトントントン・・・と顎から耳へ、口角から耳へ、鼻の下や小鼻の際から耳へ向かってツボのラインに沿って刺激した後、ツボ探し棒で上方向に線引きし、シールを貼っていきます。
ベトナムではベル麻痺やハント麻痺など、末梢神経性の顔面麻痺の治療として行われているケアですが、顔面麻痺に罹っていない人が行えばリフトアップ効果があります!
実習中から「ほうれい線がうすくなった!」「小鼻がちいさくなった!」「眉の高さが変わった!」など、嬉しい歓声が上がっていました。
次に、視床下部、松果体、下垂体、甲状腺、胸腺、膵臓、副腎、性腺などの「内分泌系のツボ」の紹介と、糖尿病、甲状腺機能低下症・亢進症のフォーミュラ、妊産婦のケアなども学びました。
糖尿病は、30年前のベトナムではごく僅かしか見られなかったのですが、豊かになった現在、多くの人々に見られる疾患となりました。糖尿病のケアは長期戦となるため、一つのフォーミュラをずっと使うと慣れてしまって効かなくなることもあります。
そのため、効果がなくなったら変えられるように、複数のフォーミュラを知っておくことが大切です。
子宮筋腫や卵巣嚢腫など、「コブ」が身体に現れる時は、陰陽バランスが乱れ、身体が陰に偏っている時。ベトナムではまず「オレンジジュースを習慣的に飲むのをやめる」など食生活の指導もされるようですが、施術としては「霧垂れ棒」という道具が大活躍です。
甲状腺のツボや反射区は、機能低下症と亢進症のどちらにも活用できます。何故ならディエンチャンは薬のように一方向に働くのではなく、自然な調節機能を促すからです。甲状腺の問題には、何より、首周りのケアがとても重要。首がこっている、冷えている、むくんでいるのは、甲状腺にとっても嬉しいことではありません。反射区やツボだけではなく、同型説なども使いながら、首周りのケアを行うことで、甲状腺がハッピーになるのです。
交換セッションタイムでは、昨日学んだ8リンパや「神の手の6ライン」という背中のケア、またはタム先生から学びたての新フォーミュラなど、その効果を実感しながら心ゆくまでセラピーを行いました。
実習の後は「目の大きさが1.5倍になった!」という人も。2日間のモジュール4を終え、皆さんのお顔が益々若々しく、イキイキと、ピカピカに輝いていきます。