2023.08.22
ガブリエル先生の新コース「アロマティック・メディカル・アストロロジー」とは?
私のアロマの恩師で、IFPA創始者のガブリエル・モージェイが、日本のアロマセラピストのスキルアップのために構築した、新コースを開講します!
それは、医療占星術とアロマセラピーの智恵を融合させ、ホリスティックに、より深く心身にアプローチする「アロマティック・メディカル・アストロロジー(アロマセラピストのための医療占星術)」です。
「え!?ガブリエル先生が、占星術!?」と、驚く人もいるかもしれません。
以前からガブリエル先生のことを知っている方にとっては、鍼灸指圧の資格を持つガブリエル先生は、東洋医学のイメージが強いですよね。
でも、アロマセラピストなら誰もがお持ちのロングセラー本『スピリットとアロマテラピー』の右上のページを見てみてください。
ここは、この本の見どころの1つで、芳香植物を象徴する伝統的なシンボルが描かれています。
例えばゼラニウムのページには「金星、愛の惑星」とあり、ゼラニウムは「人生経験の鍵である、官能性、創造性、人間関係の要素を高める」と書いてあります。
ガブリエル先生は、40年前よりクライアントへのコンサルテーションと精油選びに、占星術のバースチャート(出生図)を取り入れているのだそうです(現在はトリートメントはされていませんが、アロマセラピーコンサルタントとして、ホロスコープを使った鑑定とアドバイスは行っています)。
実は、占星術をベースに精油やハーブの調合をすることは、イギリスでは珍しいことではありません。
「患者のホロスコープを解明できない者には医師の資格はない」というのはヒポクラテスの有名な言葉で、古代より、医学と占星術は共にありました。
患者の気質や体質、かかりやすい病気、気を付けるべき身体部位といったことを、占星術から導き出していたのです。
17世紀に活躍した占星術師でハーバリストのニコラス・カルペパーは、ホリスティック医学の歴史の中で、とても重要な人物です。
貧しい人からはお金を取らずに医療を施し、遠方の患者には占星術的な見地から治療のための薬草を送っていたというエピソードを持つカルペパー。
著書の『カルペパーの薬草大全』は、イギリスに自生する薬草が多数紹介されていて、薬草の特徴、医学的効用、用法と共に、占星術的観点からの選び方や治療法が書かれています。
病にかかっても満足な診断と治療が受けられなかったイギリス庶民にとって、自生している身近な薬草を選んで調合できるというのは、どんなにありがたかったことでしょう。
日本で最初に翻訳出版されたアロマセラピーの専門書、ロバート・ティスランドの『芳香療法の理論と実際』の中にも、それぞれの精油に対応する天体や占星術的な説明が書かれていることから、アロマセラピー黎明期に活躍したアロマセラピスト達の多くはカルペパーに影響を受け、占星術を活用していたことが伺えます。
「日本のアロマセラピストは、施術はとても丁寧で上手だけど、精油の知識が足りない!」とガブリエル先生は言います。
確かに、「抗うつ作用」「鎮静作用」など薬理作用の暗記の勉強だけでは、植物に対する深い理解を得ることはできませんし、化学成分から読み解く精油の特徴も、精油の一面を見ているに過ぎません。
ガブリエル先生の新コースは、アロマセラピストが占星術の智恵を用いてより深く自分やクライアントを理解し、適切な精油を選び、ブレンディングに役立てて、スキルアップをすることを目的としています。
もっと深く、もっとホリスティックに、人と植物に向き合いたい人、パワフルでダイナミックな芳香植物の側面を学び、精油選びやブレンディングスキルを高めたい人に、とてもおすすめです。
占星術の予備知識がなくても大丈夫です。
ガブリエル先生と一緒に、新しい発見に満ちた、魅力的な学びの旅に出かけませんか?