すべての人には、ポジティブに触れ合う機会が大切！

昨日のブログ「いじめや暴力も減る！やさしさと想像力を育てるストーリーマッサージ」の続きです。

英国ストーリーマッサージ創始者のメアリー・アトキンソン先生は、元々はジャーナリストで、記事を書くために自然療法に出逢って感銘を受け、セラピストになることを決意したそうです。

メアリー先生は、セラピストスクールを卒業した後、地元チチェスターにあるホスピスで補完療法のサービスを立ち上げ、緩和ケアと終末期ケア領域で、多くの患者さんのケアを担当しました。

患者さんたちとの素晴らしい出会いによって、服を脱がずに気軽に行え、優しいタッチと声掛けで心身を癒すトリートメント技術を開発したそうです。

その後、病気や障がいがあってもなくても、大人でも子どもでも、「すべての人には、ポジティブに触れ合う機会が大切」というビジョンを抱き、「ストーリーマッサージ」を共同開発に至りました。

そう、ストーリーマッサージは、子ども向けに限られたセラピーではなく、「すべての人」に必要な要素が詰まったセラピーなのです。

ストーリーマッサージを体験した方の中には、突然昔の記憶を思い出したり、懐かしい話を語り始めたりする認知症の患者さんもいらっしゃいます。

また、ストーリーマッサージのために、クリエイティビティが開花し、仕事や勉強の能率があがった人たちも多くいます。

メアリー先生は、東日本大震災の後に来日し、アロマボランティア団体Cocoroと共に被災地を訪れ、ボランティアで被災地に住む方々にストーリーマッサージを提供しました。

また新型コロナウイルス感染症パンデミックによるロックダウンの際に、家庭や施設で誰もが行えるようにストーリーマッサージをインターネット上で配信し、世界中の人に希望と勇気を与えました。

メアリー先生は、ホリスティックセラピー業界でのさまざまなな功績が称えられ、英国Federation of Holistic Therapists (ホリスティックセラピー連盟)のセラピスト・オブ・ザ・イヤーに選出されました。

2023年12月、ストーリーマッサージを創始者メアリー・アトキンソン先生ご本人から直接学べる国際オンラインコースを開催します！

12月9日（土）に開催されるポジティブタッチセラピー入門では、ストーリーマッサージの基本とシンプルな4つのストロークを習得し、家族や友人にストーリーマッサージを行う注意点を学びます。

プロのプラクティショナーとして活動を希望する方は、2024年1月27日（土）に開催されるポジティブタッチセラピー・プラクティショナー養成コースの受講が必要となります。

養成コースでは、全てのストロークの習得に加え、スペシャルニーズ領域でセラピスト活動を行う注意点や、既存の物語だけではなく自分自身でストーリーマッサージを創っていく方法など、さまざまなディスカッションを通して学んでいきます。

習得したストーリーマッサージは、医療現場、教育現場、グループホーム、放課後等デイサービスなど、さまざまな現場での仕事やボランティアに活かしていくことが可能となります。

セラピー初心者の方も、セラピストとして活動の幅を広げたい方も、ストーリーマッサージ創始者本人から学ぶことにご興味のある方は、是非ご参加ください。