2016.10.10
インガ・ドーガン先生来日ワークショップ② ~ 副甲状腺、性ホルモン、身体の声を聞いてホルモンバランスを整える~
インガ・ドーガン先生の来日ワークショップ~ホルモンバランスと東洋医学~の2日目。
副甲状腺のお話から始まりました。
普段あまり注目されないホルモンですが、
神経、筋肉、感情、
そして、私たちの細胞全てにとって必要な、
カルシウムの代謝に重要なホルモン。
経絡としては、腎経の内枝が通り、
五行としては水の要素に属しています。
腎結石ができたら、
「カルシウムの過剰摂取」と言われるかもしれない。
骨粗鬆症になったら、
「カルシウムを摂りなさい」と言われるかもしれない。
でも、本当に大切なことは、
私たちの身体が摂取した食品を分解し、
カルシウムを吸収し、役立てること。
それには、やはり消化器が大切なのだということを学びました。
そして、性ホルモンについて。
腎経は、子宮と前立腺を通過し、
膀胱経は、卵巣と精巣に伝達される神経を司る腰椎3番と連絡し、
脾・膵経は、子宮や乳腺を通過し、
胃経は、卵巣や乳腺を通過し、
肝経は、子宮や精巣、外生殖器を通過し、視床下部や松果体とも関わり、
胆経は、卵巣を通過し、エストロゲンとプロゲステロンのバランスに関わる・・・
つまり、
足を通る6本全ての経絡が、
生殖器系と関わるホルモンに関連してきます。
どの経絡に弱まりがあるかは、
それぞれの経絡の走行に注目すると、見えてくるのです。
例えば、顔に現れるシミやクマ、頬の赤みなどのサイン。
良く見ると、経絡の走行と一致していることが多くあります。
例えば、ニキビがフェイスラインに見られる場合、
「ホルモンのトラブル」と診断されるかもしれません。
でも簡単にホルモン剤を服用することが、解決策でしょうか・・・?
身体は、必死で私たちに警告を発しているのです。
特に、ホルモンの不調は、
身体の中の信号機が壊れて、
色んな車が、メチャクチャに走ってしまうようなもの。
他の心身の機能にも大きな影響を与えます。
私たちセラピストは、
「ホルモン不足」だからと、ホルモンの補充をする代わりに、
身体の声を聴きながら、
身体全体のバランスを回復させることが仕事なのです。
では、どうやって・・・?
それが、インガ流のセラピューティック・リフレクソロジー。
見た目は、「足の趾で遊んでいる」ようですが、
「普通とは、かなり違う効果がある」というのが、
ご参加の方にはお分かり頂けたかと思います。
施術者も、受け手も、笑いがこみ上げてきます。
(インガ先生より、
「本物のクライアントに施術する時は、
セラピストは笑っちゃダメ!」という指示が・・・!)
↑ この「ローテーティング・サム」という動き、「肩でやるとこんな感じ」。
僅か10分程度の施術でも、
「暑い!」と上着を脱ぐ受講生さんや、
お手洗いに駆け込む方も・・・。
理論は深く、テクニックはシンプル&パワフル!
今日習った手技は、今日から結果が出せるのです。
ご参加の皆さま、大変お疲れ様でした~!!
「頭がパンパン!」
「脳がフル回転!!」
「でも、国際セミナーは、こうでなくっちゃ~!!!」
なんて声が多く聞かれた、今回のワークショップ。
明日、全体のまとめを書きますね!!
授業終了後も、大人気のインガ先生でした。
皆さま、本当にありがとうござまいます!!