冨野学院長のブログ

2019.05.21

南アフリカでは「治療」、日本では「リラクセーション」といわれるリフレクソロジー

「副鼻腔炎、気管支炎、虫垂炎、卵巣嚢腫、乳腺症を経験した40歳の女性。

どの経絡の乱れが考えられますか?

足や顔のどの部位を確認しますか?

将来予想される病気とその予防対策について、西洋医学的・東洋医学的な観点から述べなさい。」

 

南アフリカでのリフレクソロジストの筆記試験は、このような感じです。

 

リフレクソロジーが国家資格で、治療として認められている南アフリカで、

リフレクソロジストは、

西洋医学とは違う観点で、病気を予防したり、

様々な病気や症状の原因を突き止め、

根本から改善していくプロフェッショナルなのです。

 

足裏の反射区を指で刺激するテクニックという点では同じなのに、

何故、日本と南アフリカのリフレクソロジーは違うのでしょうか?

​

反射区を指でグイグイと刺激するリフレクソロジートリートメントは、

気持ち良いリラクセーション効果はありますが、

それだけでは「治療」効果があるとは言えません。

 

それに、

滞りのある部位を探ることはできますが、

その理由までは、突き詰めることは難しいのです。

​

例えば、足の第五趾に反応が出ているクライアントがいます。

 

第五趾は耳の反射区と知っていても、

「耳に問題ありますか?」と訊き「いいえ」と言われてしまうと、

リフレクソロジストはアドバイスのしようがなくなってしまうのです。

​

南アフリカのリフレクソロジーに治療効果がある秘訣は

東洋医学の経絡を取り入れているところです。

足の第五趾は、膀胱経の経絡が通っています。

 

膀胱経は、膝や大腿部の裏、仙骨、脊柱、うなじ、頭頂部、前頭部、目頭を通っていますが、

その内枝は、耳の周りも通っています。

 

アメリカでリフレクソロジーが生まれ、

「第五趾は耳の反射区」と初めて紹介されたのは、1900年代のことですが、

それよりも遥か数千年も昔、私たちの祖先である東洋の人々は、

第五趾と耳の関係性を、経絡を通して突き止めていたのです。

 

しかも、第五趾と耳が直接つながっているのではなく、

内臓を貫くルートを経由してつながっているということは、

内臓の不調が耳に現れることもあるし、

それを改善するのに、第五趾を刺激するのが役立つ・・・

このような深い理論も、古代東洋の人々は知っていたのです。

 

さて、

冒頭の理論試験の正解ですが、

「胃経の乱れ」ということになり、

第二・三趾の状態、顔色や頬、顎、フェイスライン、こめかみなどの状態を確認、

胃、膵臓、脾臓、肝臓、胆嚢、大腸などの臓器における病気の予防対策をすること・・・

といった回答が求められます。

(ここで詳しく述べると長くなってしまうので、

「何故???」と思われる方は、オープンキャンパスにいらしてください)

 

施術方法や目的も、日本と南アフリカでは随分違います。

 

南アフリカのリフレクソロジーの目的は、

足の経絡をしっかりと刺激することで、

全身の気血の滞りをパワフルに改善することになります。

 

その目的を果たすために最も効果的なのが、

「ローテイティング・サム」と言われるテクニックです。

​

滞りのある経絡にヒットすると・・・

​

↑ 誰もがこのような顔になります(笑)。

南アフリカでは、リフレクソロジーに禁忌はなく(もちろん注意点はあります)、

病気や障がいをお持ちの方、妊婦、高齢者などに、

定期的な施術が推奨されています。

 

病気の方への症例は大変多く、

様々な疾患、特に西洋医学から見放されてしまったような重い病気の方の改善例も見られます。

 

もちろん、「余計なお薬を飲みたくない」「病気になりたくない」人の体質改善は、得意中の得意です。

 

多くの日本のリフレクソロジースクールでは、

最初に「これは治療ではありません」と言った注意点を学びます。

でも、正しくは「”日本の法律では”治療ではない」のです。

 

日本では「これは治療です」と言って施術ができないことは百も承知ですが、

リフレクソロジーには、

日本のリフレクソロジストが思っているよりも、もっともっとすごい可能性がある、

身体の声を聴き、自然治癒力を存分に引き出すことは、

きちんと学んだリフレクソロジストにはできるということを、

南アフリカの地でリフレクソロジーを学んだ証人として、

しっかりと伝えていきたいと思っています。

 

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