冨野学院長のブログ

2019.05.21

東洋医学とアロマセラピーを融合させるメリットとは?2

前回の続き。

その私の恩師・ガブリエル・モージェイ先生のヒストリー、

そしてライフワークとしている東洋医学&アロマセラピーの融合について、

以前、授業の中で先生がおっしゃっていたことを元に紹介させて頂いています。

●「アロマセラピーは、世界を一つにしてくれる!」と仰っていますが、どういう意味ですか?

精油の蒸留は、alchemy、錬金術から生まれたと言われています。

私は、未来の錬金術とは、伝統医学と西洋医学を結び付けることだと思っています。

古代の医療と最新の科学的リサーチを結ぶのです。

 

私の生涯に渡ってのテーマは精油を陰陽五行に分類することですが、

同時に西洋の伝統的な活用法と、最新の科学的リサーチも大切にしています。

例えば、ローズマリーは、ヨーロッパでは古代から「記憶の象徴」とされていました。

東洋医学では五行の火の要素で、温性・燥性を持ち、気血を強壮し循環をうながします。

そして、現代の最新リサーチにより、ローズマリーが認知症の予防に役立つことが発表されました。

因みに、これは日本の研究者による発表です。

 

このように、自然療法やアロマセラピーを学ぶことで、古代と現代、西洋と東洋のつながりが見えてくるのです。

そう考えると、「アロマセラピーと東洋医学、どちらが良いか?」

 

「伝統医学と現代医学、どちらが良いか?」ではなく、

柔軟に融合させて使うという考えが生まれるのです。

●イギリスでは、アロマセラピーはどのような位置づけなのですか?

イギリスでは、アロマセラピーはブームではなく文化の一部となっていて、

どこのナチュラルヘルスセンターやビューティークリニックに行っても

アロマセラピートリートメントを受けることができます。

 

さらに、病院やホスピスやがんの専門施設などでも、アロマセラピーが使われています。

イギリスには、アロマセラピーに限らず、様々な自然療法を学ぶスクールがあります。

 

個人スクールやカルチャースクールなどでも学べますが、

私の学校のITHMAや、IFPA認定校では、専門教育を行い、専門家を輩出し続けています。

それに、世界遺産に登録され、創立250年を迎えたキューズガーデンなど、

世界屈指の植物園や薬用植物園、ハーブガーデンなどが

身近にあるのもイギリスのアロマセラピーの良い所です。

●日本のアロマセラピストをどう思いますか?

日本のアロマセラピー業界は、十年前と比べると、各段に発展していっていると感じています。

世界のアロマセラピーカンファレンスでも、日本人の参加者や発表者が増えてきています。

アジアからは、シンガポール、香港、中国もアロマセラピーが盛んになっているようですが、

日本がダントツです。

 

日本は、精油に関する科学的な研究も進んでいますし、

これからの社会において、セラピストの役割も大変重要になってくると思います。

日本もイギリスと同じように、専門家レベルのアロマセラピストが求められていくと思います。

●日本のアロマセラピストにアドバイスをお願いします!

アロマセラピストは、クライアントに施術をするだけでなく、

地域社会で、家庭での精油をつかったセルフケアをレクチャーするなどの機会を

どんどん持ったら良いと思います。

 

地域の人たちにアロマセラピーに興味を持っていただけたら、

健康な人を増やすことにつながり地域社会に貢献できますし、

アロマセラピー業界全体の底上げにもつながるのです。

一人ひとりができることを、継続的に行っていって欲しいと思います。

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