冨野学院長のブログ

2019.05.21

喘息と自然療法

「喘息の辛い症状、自然療法でなんとかなりませんか?」

「家族の喘息を改善したいのですが、良い方法はありますか?」

 

セラピストになってから今まで、

多くの方から喘息についてのお問い合わせをいただいています。

 

大気汚染や化学物質の増加、清潔すぎる環境やストレス・過労など、喘息のリスクは増加する一方で、

自然療法に可能性を求める方が増えていらっしゃるのですね。

 

私もアレルギー体質で、呼吸器や皮膚がとても弱いため、

「何とかならないの!?」というお気持ち、よーーーく分かります!

でも、東洋医学を学ぶと、

「嫌な病気は、さっさと身体から追い出そう!」という気持ちが、自然となくなるのです。

「全ての症状は、身体からのメッセージ」として受け取れるようになるのですね。

 

呼吸器系に症状が出ているということは、

東洋医学の臓腑で言うと「肺」、そして肺と共に働く「大腸」が関わってきます。

 

また、肺を通る重要な経絡に「腎」があります。

東洋医学で腎とは、泌尿器系の臓器に留まらず、

その人の生命エネルギーを蓄える重要なところ。

冷えや過労、睡眠不足は、腎を疲労させ、

親からもらった大切な生命エネルギーを枯渇させてしまうことにもつながります。

 

痰が発生しやすい粘液体質の方は、「脾」が弱っているかもしれません。

脾は、東洋医学では消化機能と密接にかかわっています。

食べ物が合っていないと、「脾」での消化がうまくいかず、

あっという間に湿が体内に溜まって、

身体の弱い部分(喘息持ちの方にとっては気管)に蓄積してしまうのです。

 

喘息をお持ちの方は、

大腸の調子は、どうでしょうか?

腎を大切にしていますか?

消化はうまくいっていますか? 合わない食べ物を口にしていませんか?

 

そんなメッセージに耳を澄ませながら、

肺、大腸、腎、脾の反射区や経絡にアプローチしてみるのも良いですよね。

アロマセラピーで使用する精油は、

呼吸器系にダイレクトに働きかけるため、

喘息に対する症例報告は沢山あります。

例えば、マージョラム、クラリセージ、ローマンカモミール。

 

日本では、クラリセージと言うと、

月経の問題や精神のリラックスに使用する方が多いと思いますが、

イギリスのアロマセラピーの文献では、

気管支への鎮痙作用(痙攣を鎮める作用)が高く評価されているのを見かけます。

 

それに、サンダルウッド、フランキンセンス。

これらも、日本では「瞑想の香り」として、精神面に使用されることが多いかもしれませんが、

器官系の分類としては「呼吸器系」に入ることが多いようです。

 

こういった精油に、

呼吸器系に作用するユーカリやローズマリー、

腎を強壮するジュニパーやシダーウッド、

脾を強壮するカルダモン、スパニッシュセージなどを

ブレンドするのはどうでしょう?

チェストラブ(chest rub)という手法があります。

精油をジェルなどに2%(小児は1%)ほどに希釈して、胸部に塗るのです。

皮膚からの吸収と、揮発した精油を鼻から吸い込むことの両方の効果が得られておすすめです。

 

胸部や手のツボを併用しても良いでしょう。

喘息だけでなく、「咳が出て眠れない」「風邪がなかなか治らない!」という時にもおすすめですよ。

もちろん、アロマセラピーの効果は、体質や好みにも寄りますし、

注意点もありますので、

できればご本人か家族が学んでからお試しいただくのが良いと思います。

 

IMSIでは、東洋医学をベースとした自然療法の各種コースを行っています。

きちんと学べば、安全で、体質改善につながるものばかりです。

 

自然療法の国際総合学院IMSIにご興味がある、もっと知りたいという方は、是非資料請求をしてみてくださいね。
 
オープンキャンパスのご予約(来校・オンライン)も承っています。

 

IMSIのことが
気になる方はこちら

IMSIがお伝えする
世界の自然療法にご興味のある方、
まずは第一歩を踏み出してみませんか?

ゆっくり資料を読みたい方はこちら

資料請求をする

何から始めて良いか分からない方はこちら

無料ガイダンスに申し込む(来校・オンライン)

まずは気軽にメールで情報収集という方

メルマガ登録をする

お問い合わせ

受講についてのご相談や、自然療法について知りたいことなどがありましたら、ぜひ気軽にお問い合わせください

LINEでのお問い合わせ

いつでもお問い合わせください

フォームでのお問い合わせ

いつでもお問い合わせください

お電話でのお問い合わせ

0120-458-234
ページトップ