2019.11.26
ディエンチャンアドバンスDay4 上室性頻拍症、弁膜症など心疾患、止血・利尿・消炎消毒・抗腫瘍・抗痙攣・脂肪解消・痰解消などのフォーミュラ、歯周病のケア
「TAM-Y-KHI-LUC~心-意-気-力~」
タム先生から、こんなベトナム語を教えていただきました。
心のバランス、意志のバランス、気のバランス、力(身体)のバランスはつながっています。
全部つながっているため、どこからでもアプローチが可能です。
ディエンチャンは気のバランスを取ることが得意ですから、心も、意志も、力(身体)も回復させることができるのです。
禁忌と好転反応に対して、タム先生の見解が述べられました。
「こういう疾患の人はディエンチャンをしてはいけない」という「絶対禁忌」はありませんが、
もちろん、注意が必要なクライアントはいます。
それは、高血圧、低血圧、妊婦です。
ただ、闇雲に怖がるのではなく、圧や時間を工夫すること、場合によってはツボを変える事が必要です。
簡単で効果があるから、思わずやり過ぎてしまいそうですが、「やり過ぎないように!」とタム先生からの忠告がありました。
上室性頻拍をお持ちの方へのケアと、弁膜症など心疾患をお持ちの方へのアプロ―チを学びました。
↑ 拳にローラーをかける、これも心臓の健康法。
「緑の多い公園でディエンチャンをすると頻脈が下がる」という受講生さんもいらっしゃいました。
素晴らしいですね!
ディエンチャンにはマニュアルはないため「身体の声によく耳を傾けること」という教えがあります。
実際、よくディエンチャンをやって心身の気血の巡りがよくなると、身体からの声が、もっとよく聞こえてくるようになります。
4日目の本日は、テキストに沿って、様々なフォーミュラを学びました。
悪寒やパーキンソン病にも使える「ブルブル震えるときのフォーミュラ」、
痔、子宮脱、うつなどによい「気を上げるフォーミュラ」、
血栓や腸閉塞、便秘、胸の詰まり感にもつかえる「詰まりを解消するフォーミュラ」など。
「利尿のフォーミュラ」や「尿抑制のフォーミュラ」もありますが、
緊急の時には、手で該当する反射区を抑えるだけでも良いのです。
↑ 急にトイレに行きたくなったときに、尿意を止めるポーズ。
↑ 止血のポーズ。これは重要。
↑ 皆さんご一緒に!止血のポーズ!
↑ 子宮からの不正出血はこのポーズ。
でも「不正出血の場合は、ディエンチャンで止血をした後、病院に行って検査してくださいね」とのこと。
このように、「何が何でもディエンチャン!とか自然療法!」ではなく、
必要に応じて西洋医学に頼ることを勧めるのが、セラピストの役割です。
そのほか、消炎消毒・抗腫瘍、抗痙攣・脂肪解消・痰解消・筋肉収縮防止・痛み・痒みetc・・・。
たくさんのフォーミュラとその使い方が紹介されました。
フォーミュラの名前だけを聞くと「魔法学校?」と思うかもしれませんが、
魔法ではなく、東洋医学やベトナム民間療法、反射学などの知識を総動員させて作り上げられたベトナム医道の賜物です。
↑ 休み時間も常に先生の周りには人だかり。休憩中の質問にも丁寧に応じてくれるタム先生とティー先生です。
歯周病をお持ちの方のケア。
実はそんなに怖がり過ぎなくても良いのですが、歯肉が腫れて膿を持っているときなど、
辛い時はディエンチャンが役立ちます。
セルフケアにはローラーやお灸を使うのですが、陰陽呼吸も役立つそうです!
本日のクラスの最後に、陰陽気功のエクササイズ。
陽の呼吸は身体を温めて、気持ちをアップさせてくれます。
陰の気功はゆったりと心を鎮め、身体をリラックスさせます。
陰と陽のバランスを取ることで、身体の自動調節機能を高めます。
↑ 「暑い!」「寒い!」と、色々な声が聞こえてきました。
驚くほど簡単な呼吸法ですが、とっても効果があるのです。
陰の呼吸をすると皆さんが大人しくなり、教室が静かに。
陽の呼吸をすると、皆さんがアクティブになって、賑やかに。
教室の雰囲気も陰陽気功で変わって驚きました。
今回は、ディエンチャンセラピストとして活躍していらっしゃる卒業生さんも再受講にいらっしゃっています。
「ディエンチャンをもっともっと学んで、極めたい!」そんなポジティブでパワフルなエネルギーが伝わってきました。
本日で4日目が終了。
皆さん、どんどんと若返って、元気になっています!
施術する側も、受ける側も、幸せな気分になって若返るのがディエンチャンの素敵なところですね。
「本当に効果のある世界の自然療法を伝えたい!」という想いの詰まったIMSIのオープンキャンパス(無料体験会)。
自然療法にご興味のある方は是非いらしてください!