2014.09.05
キースハントさんと初対面!
この方が、キースハントさん。
なんと、16歳からロイヤルフリーホスピタルで働きはじめ、今年64歳。
病院内で「キースを知らない人はいない」という大ベテランです!
最初は、オフィスやスポーツセンターのスタッフとして病院で働き始めたキースさんですが、26歳の時に「患者さんのために何かできないか」と考え、クレア・マックスウェル・ハドソンスクールに入学。
マッサージセラピーを学び、たった一人でボランティア・マッサージを始めたのが、この病院の補完療法サービスの始まりだったそうです。
現在は、3名のメインスタッフ、15名のボランティアスタッフ、5名のボランティア&仕事の両方を行うスタッフで、年間25000人(つまり、1日約70人)もの患者さんやその家族に、補完療法サービスを提供する大規模チームに発展しました。
キースさんは、「私たちの仕事は、とにかく患者さんの心を明るく照らすこと。だから、いつも冗談を言って笑っているんだよ」と言います。
確かに、キースさんは人を笑わせるのが得意で、自分自身もいつも笑っています。
患者さんへのマッサージの合間に、束の間の休憩をとるスタッフも、お互いをマッサージし合いながら、とっても楽しそうに笑っています。
キースさんは、病院で働いている16歳から64歳までの間、1度たりとも病気で仕事を休んだことがないのだそうです!
「その元気の秘訣は?」
とお聞きしたら、
「食事制限も、運動も、何もしていないけれど・・・、好きな仕事をすること。何にでも興味を持つこと。そして、笑うこと!!」
なのだそうです!
キースさん、なんと毎朝4時半に起きて、5時半から仕事をしているのだそうです。
「5時半に職場に来て、一体何をしているのですか?」
と訊くと、
病院では、朝7時15分から手術が行われるのですが、手術前の患者さんに5分~10分のミニ・マッサージを施しているのだそうです。
緊張している患者さんにマッサージをすることで、緊張が緩み、麻酔の効き目が全然違うのだそうですよ!!
現在のキースさんのお仕事は、患者さんにマッサージをすることが半分、残りの半分は、マネジメントの仕事をしているのだそうです。
特に、資金集めは重要な任務。
経費とスタッフの給与は病院のチャリティだけでは賄うことはできないため、キースさんが独自に様々な活動を行い、資金を集めているのだそうです。
つづく