2014.09.05
キースさん来日に向けて
病院近くのカフェでランチをしながら、キースさんと、11月の来日について、たくさんお話を詰めることができましたよ。
まず、12月7日(日)のIFPAJAPANカンファレンスでは、「TREAT NOT A TREATMENT(治療ではなくご褒美を)」と題して、
病院で患者さんにマッサージを行う事の利点や意義、そしてそれが如何に感動的で、心温まる出来事なのか、
そして、染色体異常や、MS(多発性硬化症)、癌、肝機能障害など、様々な病を持つ患者さんとの関わりを例に挙げながら、病院でケアを行うセラピストに常に頭に置いておいて頂きたいことをお話する予定です。
カンファレンスに先立って、11月29日(土)は、東京・フォーラムエイトにて「医療におけるホリスティックケア」という1日ワークショップを行います。
(同内容のワークショップは、11/30(日)に大阪・JEAさんでも開催されます)
こちらは、「医療の中でケアを行いたいセラピスト」と「セラピーを取り入れたい医療従事者」という両者に向けた、
とにかく実用的で実践中心のワークショップ。
20年以上に渡り、ロイヤルフリーホスピタルで実際に行われているノウハウがギッシリと詰まったワークショップです。
例えば、
様々な病状にある患者さんへのアロマセラピーマッサージを実際に行ったり(背部、腹部、顔、手、脚を予定)、
医療用弾性ストッキングを実際に着脱する練習を行ったり、
(感染症などで)隔離病棟に入院されている患者さんに行う、グローブを使った状態でのマッサージを練習したり、
認知症、AWS(腋窩リンパ管線維化症候群)、集中治療室でのケア、ターミナルケアなどにおける補完療法のアプローチ方法、痛みや苦痛の緩和に有効な「注意転換法」などを学びます。
また、クライアントとセラピストの関係性や、セラピストの傾聴スキルなども学ぶ予定。
例えば、「患者さんからこ突然”私の病は治りますか?”言われたらどうする?」など、セラピストが直面する可能性のあるシチュエーションについて、皆で考える予定です。
テキストも、キースさんの熱い想いと、実用的なノウハウが、ギッシリと詰まった力作ですよ~!
勿論、学びにいらっしゃる生徒さんの目的は様々だと思われますので、質疑応答の時間もしっかりと確保する予定ですよ。
「既に現場でケアを行っているが、こんな時はどうしたらよいの!??」
という疑問にも、キースさんの経験談を惜しみなくシェアして下さるそうです。
「日本はおろか、アジアの国には一度も行ったことが無い!
海外で、通訳を介して講演や講義をするのは初めて!」
というキース先生の貴重なお話。
この度、日本で初めてご紹介できますこと、大変嬉しく思っています。
日本では、医療現場でセラピーを行うセラピストの方が増えつつありますが、まだ病院側もセラピスト側も、「手探り状態」という所が多いのではないでしょうか?
今回のキースさんの来日は、そんな日本の現場に、一石を投じ、新たなムーブメントを巻き起こす内容になること、間違いありません。
キースさんのお部屋で打ち合わせ中、引っ切り無しにスタッフや患者さんが、キースさんのお部屋に入って、何やら話かけてきます。
そんな超・多忙の中、4時間も時間を割いて、私の質問攻めに丁寧に笑顔で応じてくださったキースさん。
本当に、頭が下がります。
ありがとうございました!!!
ロイヤルフリーホスピタルに努めて48年!という、64歳のキースさん。
ですが、「まだ引退は考えていない! まだまだやるべきことがあるから!!」だそうです!
本当に、セラピストとして、学ぶべきこと、尊敬する所が満載のキースさん。
癒しのオーラと、セラピストとしての強さの両方が溢れ出ているお人柄に触れるだけでも、セラピストとして大切なことを思い起こさせてくれます。
ご興味をお持ちの方は、是非11月の1dayワークショップ、そして12月のカンファレンスに、キースさんに会いにいらしてくださいね!