2020.07.25
低気圧によって起こる頭痛と自然療法
関東地方は、あと少しで梅雨明けだそうです。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
低気圧が続くと、身体が重い、だるい、疲れが取れない、そしてひどい頭痛に悩まされる人が多いですよね。
以前、受講生さんの中に「私、人間天気予報なんです!」という方がいらっしゃいました。
低気圧が近づくだけで頭痛が起こるので「天気予報より早く雨が降るのが分かる」という嬉しくない特技をお持ちだそうで、台風が近づこうものなら、割れるような激しい頭痛が起こるのだとか。
そもそも、なぜ低気圧が来ると頭痛が起こるのでしょうか?
「気圧」とは、空気が私たちの身体を圧迫する圧力のこと。
「水圧」のほうが想像しやすいかもしれません。
私たちが深めのプールに身を沈めると、なんと、ウエストが数センチ細くなるのですヨ!
それは、水が私たちの身体を圧迫してくれるからです(陸に上がるとウエストは元に戻ってしまいます)。
これと同じようなことが、空気中にも起こっていて、空気が常に私たちの身体を圧迫しています。
これが「気圧」です。
水圧は、水深が深ければ深いほど高くなりますが、気圧は変動しています。
「高気圧=晴天をもたらす気圧」は、私たちの身体がギュギューっと高い圧で圧迫されている状態で、いわゆる腰痛ベルトや弾性ストッキング、膝のサポーターなどでギュッと身体を引き締めているような状態。
一般的には「体調が良い」と感じる方が多い気候です。
一方、「低気圧=雨天をもたらす気圧」は、私たちの身体を圧迫する圧が低い状態で、腰痛ベルトや弾性ストッキング、膝のサポーターなどを外して身体がユルッと緩んだ状態です。
「ん!? 身体は、緩んでいるほうが良いんじゃないの!?」と思った方は、気圧の影響を受けにくい体質の比較的元気な方でしょう。
気圧の影響を受けやすい方がユルッと緩んでしまうと、あちこちに痛みや不調が起きてしまいます。
血管もユルッとなりますので、血圧が下がり、頭がボーっとしてきます。
身体には余分な水分が滞留して、身体が重く、だるくなります。
脳内の血管がユルッと拡張すると、周りの神経を圧迫し、ズキンズキンと拍動性の頭痛が発生します。
そんな時、自然療法ではどうしたら良いでしょうか・・・?
アロマセラピーでは、血管収縮作用が知られているサイプレスや、鎮痛作用が知られているペパーミント、収れん作用が知られているローズマリーなどが、低気圧からくる頭痛にはおすすめです。
嗅ぐだけでも良いですが、ジェルやオイルに希釈して、こめかみや首などに塗るのも良いでしょう。
できれば頭痛が起きてからではなく、予防的に行うと、尚効果的です。
お手軽な方法として、ディエンチャン顔反射療法もあります。
↓こちらの陰陽ローラーは、ディエンチャングッズの大ベストセラー。
ユルッとなった時に起こる不調には、「ギュッと引き締める」陽の働きを取り入れるのがおすすめです。
「陽のローラー(黒い側)」を使って、顔中をガガガ~ッと、ローラーします。
この陽のローラーは、低気圧でなくても、通常の「眠い、だるい、疲れが取れない」という時にも重宝します。
さて、先述の「人間天気予報」だった受講生さん、その後、どうなったと思いますか?
なんと、自然療法を学び、日々実践したところ、頭痛がなくなって、もはや「人間天気予報」ではなくなったのだそうです!
私も報告を聞いて、とっても嬉しくなりました!
自然療法で不調を克服したということは、「ひとつの症状が良くなった」だけではなく「体質改善に成功した」ということです。
以前よりも自律神経やホルモンバランスが整い、心の状態も良くなったことでしょう。
自然療法による体質改善は、難しいことではありません。
IMSIでおすすめしている自然療法は、どれも「頑張って続けよう!」というものではなく「楽しくて気持ち良いから、毎日やりたくなる!」ということを大切にしています。
ベトナム医道センターのディエンチャン顔反射療法インストラクターTHI先生が、陰陽ローラーを使ったセルフケアを動画で紹介してくださいました。
豪快なセルフケアのデモンストレーション、どうぞお楽しみください。
↓
自然療法の国際総合学院IMSIでは、美と健康に役立つ、自然療法のワークショップを開催しています。
一部の講座はオンラインでも対応しています。
ご興味のある方、是非オープンキャンパス、ガイダンスにご参加ください。
IMSIが推奨する自然療法グッズはIMSI WEB SHOPでご購入いただけます。