2021.01.26
呼吸器・免疫とアロマセラピー
英国のカリーナ・コックス先生によるオンラインセミナー、呼吸器・免疫のためのアロマセラピーが開催されました。
英国では厳しいロックダウンが続いていますが、カリーナ先生は、アロマセラピーを取り入れて自分や家族の心身の健康を保っているそうです。
セミナーでは、色々な名言が飛び出しましたが、特に印象的だった言葉は「免疫を上げたければ、テレビを観すぎないこと!」
これには、私も色んな意味で激しく同感します。
テレビのニュースを観ると、つい不安になってしまいますよね…。
新型コロナウイルス感染拡大が大変な事になっている英国では、尚更の事でしょう。
そして、普段の生活の中には、笑う、歌う、食べる、寝る、呼吸、姿勢など、免疫を上げるヒントがたくさんあることを学びました。
セミナーでは、カリーナ先生のご自宅とガーデンも見られて、ほっこりとした気分になりました。
イングリッシュガーデンを眺めながら、おうちの中でアロマを使って森林浴できるなんて、何だか羨ましいですね。
さて、セミナーでは、様々な呼吸器系、免疫系のサポートとなる精油を学びました。
例えば、
・ティートゥリーは、抗菌、抗ウイルス作用は勿論、免疫系を刺激する代表的な精油だと言われています。
・ユーカリは、様々な種類がありますが、多くの種類に去痰作用があり、呼吸器系の活性化に繋がります。
・ラヴィンサラは、ユーカリと似たような作用を持ちますが、よりリラックス作用を持ち、精神面のケアにも活用できます。
・フランキンセンスは、瞑想に使われる精油で、心身の鎮静作用があり、ストレスで悪化する咳などの呼吸器系の症状におすすめです。
・ラベンダートゥルーは、鎮静作用と抗痙攣作用があり、呼吸を深め、ストレスケアに役立つことから免疫も高めてくれます。
・ベルガモットは抗菌作用が高く、鬱々とした気分を晴らし、高揚させてくれることで免疫を高めると言われています。
・ネロリは、精神的な不安によって眠りの質が悪くなったり、免疫低下が気になる方におすすめです。
・シダーウッド、ブラックスプルース、パインなどの樹木系の精油は、どれも呼吸を深め、心身を温め、うっ滞を除去するなどの作用があり、感染予防には大変役立ちます。
他にも、レモン、ローズマリー、カユプテ、タイム、ペパーミント、ジンジャー、オレンジ、ゼラニウムなどetc・・・、たくさんの精油と昼用、夜用のブレンドレシピが惜しみなく紹介されました。
セミナーの中で「クラリセージ」の名前も挙がりました。
日本では、クラリセージと言えば、緊張緩和と婦人科系のケアに使う方が多いのではと思いますが、英国では呼吸器系ケアの代表的な精油の1つです。
ガブリエル・モージェイ先生の著書「スピリットとアロマテラピー」では、クラリセージは五行の「金の要素」に分類され、「肺の気を強化し循環させ、疲労や浅い呼吸、喘息症状にも適している」と書かれています。
更に、「カタル性の咳や喉の感染症、気管支炎には、クラリセージをユーカリやパインの精油とブレンドすると良い」と書かれています。
私は、クラリセージは、喘息持ちのクライアントや呼吸を楽にしたい方、小さなお子さんにによく使う精油の1つです。
他にも、呼吸器系のケアはしたいけれども、スースーする香りを好まない方には、クラリセージにラベンダートゥルー、サンダルウッド、スイートオレンジなどをブレンドしてよく使っています。
うちの家族は、あまり風邪を引くことがありませんが、家で精油をたくさん使っているお陰だと思っています。
セミナーの中では「インヘーラー」という携帯できる手軽な吸入器が紹介されました。
これは、ヨーロッパの病院で広く使われているもので、精油を含ませたスポンジ状のスティックにカバーを被せた、リップスティック程の大きさの物です。
精油に直接触れてしまう心配がないので、小さなお子さんや高齢者にも安心してお使いいただけます。
IMSIでは既に精油が含まれているアロマスティックを販売しています。プレゼントにもお勧めですよ。
昨日ご参加の皆さん、ありがとうございました!
来月からは、オランダのジョナサン・ベナビデス先生によるオンラインセミナーがシリーズで始まります。
ご興味のある方は、是非講座をチェックしてみてくださいね。
自然療法の国際総合学院IMSIにご興味がある、もっと知りたいという方は、是非資料請求をしてみてください。
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