2021.07.31
決断したい時におすすめのアロマとツボ
人生は、決断の連続ですよね。
進学、就職、恋愛、結婚、転職、引っ越し、治療など・・・、重要な決断を下さなくてはならないライフイベントは数多くありますし、仕事でも日常生活でも、決断しなければならないことは沢山あります。
なんと、「決断が速い人のほうが、お金持ちになりやすい」なんていうリサーチもあるそうですよ。
「あ~、私も決断力が欲しい・・・!」と思う人は、多いのではないでしょうか。
心と身体のつながりが重視されている東洋医学を学ぶと、身体面だけではなく、精神面のコンディショニングにも大いに役立ちます。
なぜなら東洋医学では、私たちの精神や感情は、(脳ではなく)胸腹部にある内臓が司っていると考えられているのです。
東洋医学で「決断を司る」働きを持つ器官は、ズバリ「胆」です。
現代医学では「胆嚢」と呼ばれる胆汁を蓄える小さな袋ですが、東洋医学では「大胆」の「胆」。
胆は、「肝っ玉」や「肝が据わる」の「肝」と一緒に働き、外界の状況を察知して、的確な決断や指示してくれるのです。
つまり、決断力を高めるのには、胆と肝を元気にすれば良いのです!
胆と肝が喜ぶアロマは、フルーティーでスッキリさせるシトラス系の香りです。
ベルガモットやスイートオレンジ、グレープフルーツ、柚子など、お好みの柑橘系を香らせてみてくださいね。
気の滞りを解消する効果もあるので、ストレスも軽減し、イライラもスッキリします。
胆経のおすすめのツボは、風池(ふうち)です。
耳の後ろの骨と、後頭部のくぼみの中間あたりに位置しています。
目の疲れも取れるので、ジンワリと押してみましょう。
肝経のおすすめのツボは、太衝(たいしょう)。
足の甲、第一趾と第二趾の中足骨の間で骨が交わるところの辺りです。
緊張や不眠にもおすすめのツボです。
そして、決断力を高めるのに、もう一つ重要な器官があります。
それは、意外かもしれませんが、小腸です。
小腸は、飲食物の中から必要なものは吸収し、不要なものは排泄させる消化器系の機能を担っていますが、東洋医学では「心(こころ)」をサポートする重要な「腹(はら)」でもあります。
人生の中でも、自分にとって必要か/必要ないかを見極めて「仕分け」をしたい時には、小腸の働きを高めれば良いのです。
良い食生活が決断力に重要なことは、言うまでもありませんね。
おすすめの小腸経のツボは、後渓(こうけい)です。
手の小指の下、第五中手指節関節の下辺り。
肩コリや寝違えに勧められるツボですが、精神を明晰にして決断力を高める効果も大です。
手相の感情線の端に位置することも、感情と深い関係があるのかもしれませんね。
アロマは、頭部に深く働きかけ、鎮静を促し冷静な決断をさせることをサポートするイランイランがおすすめです。
もし、急な外出先などでアロマが使えなかったり、ツボを探すのが面倒だという方は、是非「手首回し」をやってみましょう。
これは、ベトナム医道ディエンチャンの教えですが、手首は首の反射区。
手首を回すことで、首が緩み、脳への血流がアップして、決断力、判断力が高まるのです。
シンプルで、即効性があるのがディエンチャンの良いところ。
私は、電車やバスの中などで考え事をしているとき、しょっちゅう手首回しをしていますよ。
自然療法には、様々な理論や技術がありますが、どのような手法でも、丁寧にセルフケアすることは、身体にも精神にも、大変強いサポートとなってくれます。
重要な決断もスッキリとできるようなリラックスした心と身体で、日々を快適に過ごしていたいですね。
自然療法の国際総合学院IMSIでは、心身のケアに有効な東洋医学とアロマ、リフレクソロジーをお伝えしています。
多くの方に自然療法を知っていただくことで「不調が起きたら、なんでもかんでも、すぐに病院!」という人が減ると良いなと思っています。
8月10日(火)、8月17日(火)、9月7日(火)、9月14日(火)東洋医学とアロマセラピー<オンラインコース>
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