2022.01.24
免疫と呼吸器のためのアロマセラピー その1
先日、英国コッツウォルズ在住のIFPAアロマセラピスト、カリーナ・コックス氏による「免疫と呼吸器のためのアロマセラピー」オンラインセミナーが開催されました。
カリーナ先生はIFPAガブリエル会長ガブリエル・モージェイ先生のITHMAを卒業後、アロマセラピスト、ヨガインストラクターとして活動し、ナチュラルで健康的なライフスタイルを人々に伝える活動をしています。
プロのアロマセラピストとして長年活動しながら、「趣味はアロマセラピーブレンディングと手作りアロマグッズ作成!」というカリーナ先生。
今回のオンラインセミナーには、日本各地からアロマセラピスト、アロマセラピーを学習中の方や、香りが好きで生活にアロマセラピーを取り入れている方などが参加されました。
新型コロナウイルスの感染拡大が続き、海外に行くことができない状況の中、英国のアロマセラピストが実際に行っているセルフケア、ファミリーケアを学べる貴重な機会となりました。
セミナーの報告と、おすすめ精油ブレンディングの一部をご紹介いたします。
数々ある健康法の中でもアロマセラピーは、精油の分子を吸入することで呼吸器系に働きかけることから、感染予防や咳などの症状緩和に大変役立つと言われています。
中でもティートゥリー精油は、強力な抗感染作用、更に免疫強壮作用があると言われていることから、呼吸器系のケアで使われる代表的な精油です。
ユーカリには多くの種類がありますが、ユーカリブルーガムとユーカリラディアタは辛みのあるカンファ―調の香りを持つことから、去痰作用を持ち、呼吸を深くさせると言われています。
フランキンセンスも抗感染作用と去痰作用を持つことが知られていますが、この精油の特徴は鎮静作用が強いことです。そのため咳を鎮める効果が高いと言われています。
ラヴィンサラは、ユーカリとよく似た性質を持っていますが、呼吸器系の強壮作用と鎮静作用を併せ持っていることから、夜、リラックスしたい時にも重宝します。
精油はいくつかをブレンディングして使用することが勧められます。
ブレンドすることで香りの深みが増すばかりか、含まれる精油成分が増えることで更に幅広い効果を期待できるようになります。
また苦手な香りが気にならなくなるというメリットもあります。
呼吸器系をサポートする精油をブレンディングする際、効能ばかりを気にして精油を選択すると、カンファ―調の香りに偏り過ぎてしまったり、夜に使うには香りの刺激が強すぎてしまったりすることがあります。
そのため、カリーナ先生は、昼用ブレンドと夜用ブレンドの2種類を使い分けることを勧めています。
◆昼用ブレンド
呼吸を深め、呼吸器系を強壮させながら、気分を高揚させてくれるブレンドで、ハンドマッサージやチェストラブ(胸元に塗る)がおすすめ。
やる気をアップさせ集中力も高めてくれるため、仕事や勉強のお供にも最適です。
・キャリアオイル30ml
・ユーカリ精油 4滴(ブルーガムまたはラディアタ)
・ベルガモット精油※ 4滴
・ティートゥリー精油 3滴
※ベルガモット精油には光毒性があるため、使用後紫外線に当たる場合は、オレンジ精油、マンダリン精油、レモン精油など他の柑橘精油を代用します。
◆夜用ブレンド
呼吸を深め、呼吸器系を強壮させながら、リラックスさせてくれるブレンドです。
眠りを誘うため、入浴時使うにバスオイルとして、また睡眠前の首肩や手足などへのセルフマッサージにも最適です。
・キャリアオイル 30ml
・ラヴィンサラ 4滴
・真正ラベンダー 4滴
・フランキンセンス 3滴
アロマセラピーは、直接的に呼吸器に働きかけるだけではなく、美味しく食べて、よく眠り、心と身体をリラックスさせることで、免疫アップにもつながります。
残り少ない冬を快適に過ごすために、日常生活の中にアロマセラピーを上手く取り入れていきましょう。
明日は、続編として、免疫アップのためのアロマセラピーについてお伝えします。
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