2023.07.22
家族を癒すアロマセラピー(緩和ケアについて)
先日のブログ「家族を癒すアロマセラピー(高齢者ケアについて)」の続きです。
祖母が元気だったときから、徐々に弱くなっていき、そして最期のときまで、タップリとセラピーをすることができて、悔いはないつもりでいました。
でも、何年も経ってから、ジョナサン先生のHEARTS(ハーツ)というテクニックに出逢ったとき「あー、これをお婆ちゃんにやってあげたかったなぁ……」と思ったのです。
英国式アロマセラピーを学んできた私は、「アロマセラピーがその効果を最も発揮する場は、緩和ケアと終末期医療である!」と思っていました。
祖母への経験だけではなく、さまざまな病院ボランティア経験からも、それを確信していました。
でも、英国のがん専門病院で「痛みの緩和」のために開発されたHEARTSというメソッドは、私がそれまでに学んだアロマの常識を遥かに上回る、抜群の痛みの緩和効果を発揮することが分かりました!
HEARTSを生んだヨーロッパ最大級のがん専門病院クリスティーホスピタルでは、自然療法でモルヒネの投与量が最小限に抑えることで、患者さんが安定した思考で家族や友人たちとの会話を愉しみ、良い時間をすごすサポートをするのだそうです。
私は、祖母のベッドサイドにモルヒネの点滴がドーンと置かれ始めてから、少しずつ意識がウトウトとし始めてきたことを思い出し、「HEARTSを知っていたら良かったのに!!!」と思ったのです。
ただでさえ効果抜群のHEARTSですが、心理学者であり、緩和ケア病棟で活動しているジョナサン先生は、注意転換法など心理学の手法と、IFPAアロマセラピストならではの豊富な精油知識により、更に鎮痛効果が高まるようにHEARTSにアレンジを加えます。
「痛みで何日も眠れていない」という患者さんが、HEARTSを受けながらスヤスヤ眠っていたり、「痛みが酷くて何もかもが嫌だ!」という患者さんが、「HEARTSを受けている間は痛みを忘れる」と笑顔になることも良くあるそうです。
痛みマネジメントは、緩和ケアや終末期医療のみならず、子どもから高齢者、スポーツ選手、ビジネスパーソンなど、どんなクライアントのサポートでも必要な領域です。
痛みの種類も、頭痛や片頭痛、筋肉痛や神経痛、関節痛、歯痛など身体の痛み、心の痛みなど……、さまざまで、痛みと無関係の人はいないのです。
セラピストの皆さん、セラピストの卵の皆さん、アロマセラピーと痛みの緩和ケアを、ジョナサン先生から学んでみませんか?
理論はどこまでも深いですが、手技は驚くほど簡単で、いつでも何処でも、どなたでも行うことが可能な優しくて心温まるメソッドです。
年に一度のHEARTSプラクティショナー資格認定コースが、来月オンラインで開講します。
受講後、ケーススタディを提出した方にはEssentia Noblis認定HEARTSプラクティショナー資格が授与されます。録画視聴(アーカイブ)もありますので、都合の合わない方や繰り返し復習したい方も、是非ご受講ください!