2026.10.28
お産をもっと心地よく。産婦人科で活かされるアロマセラピー
先日、アロマセラピーを積極的に取り入れていらっしゃる産婦人科クリニックを見学する機会をいただきました。
こちらのクリニックでは、妊娠中から産後までのアロマケア、アロマ分娩、セミナー、オリジナルの精油ブレンディング、退院後のアロマセラピートリートメントなど、妊娠期から産後までを総合的にアロマセラピーでサポートされているそうです。
特に印象的だったのは「アロマ分娩」のお話。
妊婦さんの不安や緊張をできるだけ取り除き、少しでもリラックスした状態でお産にのぞんでいただけるよう、香りとトリートメントでサポートしているとのこと。
実際に、緊張の緩和や、お産の進行に寄り添うケア、陣痛時の痛み逃しなどにアロマセラピーが大変役立っているというお話を伺い、とても嬉しく思いました。
クラリセージのような「妊娠中には禁忌」と言われている精油も、出産の現場においてはスムーズにお産が進むケースもあるため、重宝するのだそうです。

医療現場という、時には緊張感に包まれる場所。
そんな場所なのに……、いえ、むしろ、そんな場所だからこそ、アロマセラピーが必要とされているのでしょう。
「患者さまお一人ひとりの体調や心の状態、香りの好みに合わせて、精油の選定からブレンディングまで丁寧に行い、香りと温かな手のぬくもりで、安心できる時間を届ける。」
そんなアロマセラピーが、医療の現場で大切にされていることに、改めて深い感銘を受けました。

妊娠・出産は、女性にとって人生の大きな転機です。
新しい命を迎える喜びとともに、身体の変化や不調、出産への不安など、さまざまな思いが交錯する時期でもあります。
だからこそ、身体だけでなく、心にも優しく寄り添うアロマセラピーのケアが必要なのだと思います。
そして、このような大切な時期に、安心してアロマセラピーを受けていただくためには、妊娠期の身体についての正しい知識と、安全で心地よいトリートメント技術が欠かせません。
IMSIでは、セラピストの方を対象に、妊婦さんへのケアを学ぶ「マタニティ・トリートメント講座」を開催しています。
講師は、助産院で長年にわたり妊産婦さんのケアに携わってきた栗田亜矢子先生。
妊婦さんが安心して受けられるサイドポジション(横向き)での施術や、温めたシアバターをたっぷりと使うトリートメント、タラソパックなどを、実習を通してじっくりと学びます。
サイドポジションでの施術は、妊婦さんだけでなく、うつ伏せが難しい方や、ご高齢の方へのケアにも応用できるため、セラピストとしての活動の幅も広がります。
特に、副鼻腔炎や鼻づまりなどでうつ伏せになると息苦しさを感じる方や、閉所恐怖症の方などにも、サイドポジションは心地よく施術を受けていただくための選択肢になります。
妊婦さんへのケアに関心のある方はもちろん、医療・福祉の現場で活動されている方、サロンメニューを充実させたいセラピストの皆さまにも、ぜひ学んでいただきたい内容です。
アロマセラピーが、人生のさまざまな場面で、もっと身近に役立つものになりますように。
🌿 マタニティ・トリートメント
11月18日(水)・19日(木)
東京・表参道 IMSI
