2016.01.27
アロマセラピーの資格 その③ ~日本で英国の資格を取るということ~
「アロマスクール」と言えば、「クラフト作成」が中心だった日本のアロマの創成期。
そんな中、1994年に神戸で開講した小さなアロマスクール、IMSIの前身であるJAC(ジャパンアロマセラピーカレッジ)が、「本当に効果のあるアロマセラピーを日本に広めたい!」という志を胸に、1999年に、アジアで初めて英国ISPAアロマセラピーコースを開講しました。
プロフェッショナル・アロマセラピストというのは、当時とても珍しかった職業で、 初期の卒業生たちは、草分け的存在として、現在でも一流ホテルSPAでマネージャーを務めるなど活躍しています。
大多数の人が、日本のアロマの資格を取られる中、「補完療法としてのアロマセラピーを学びたい」「英国の医療現場で行われているアロマセラピーについて知りたい」という志を持つ方が、2002年にISPAがIFPAに統合された後も、英国のプログラムを学び続けました。
その後、日本のIFPA認定校が増え、 それぞれの地域で活動していましたが、2010年、熱い想いで一致団結し、東京にて、日本のIFPAセラピストが一堂に会するチャンス、ジャパンカンファレンスが実現しました。
「待ってました~!」「日本のIFPAアロマセラピストが集うチャンスをもっと作ってください!」「英国の情報をもっと知りたい!」という、会員様の声に励まされ、2012年には、大阪にて第2回IFPAカンファレンスを開催。
認定校同士の交流やMTGも、盛んに行われています。
↑ IFPA日本認定校のMTGの様子。
2014年12月には、IFPAジャパンカンファレンスが東京で開催されました。
イギリスからの報告は勿論のこと、様々な現場で活躍する、日本人IFPAアロマセラピストによる臨床報告やワークショップが開催されました。
それぞれの現場で経験を積んだ日本のアロマセラピストが イギリスへ、そして世界へ向けて発信する、そんな時がやって来たのです!
IFPAは、セラピスト同士の交流や、卒後のブラッシュアップも大切にしています。
こちらは、IFPAアロマセラピストの交流会の様子。
出身校の垣根を超え、仲間が集い、学びを深め続けているのです。
勉強会では、「えー、そんな活動しているんですか!?」「同じIFPAですから、一緒に活動しませんか?」そんな出逢いが、毎回ありますよ。
こちらは、在学中も参加OK。セラピストとして実践経験を積める・IMSIセラピーフェスティバル。
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日本に「アロマセラピスト」という職業は、30年前にはなかった訳ですから、現在学んでいる最中の方、これから学ぶ方も含めて、業界をこれから共に創っていく、パイオニアなのです。
「資格を取って終わり」ではありません。
「英国のアロマセラピーの資格を取る」=「英国の協会に所属する」という事は、 「本当に効果のあるアロマセラピーを志す人達が集まるコミュニティー」に身を置くことを意味します。
そして、きちんとしたデータと実践に基づいた臨床アロマセラピーを学び続け、働く場所が、医療や福祉現場であっても、SPAや個人サロンであっても、目の前のクライアントに向き合い、しっかりと結果を出せるアプローチをしていくこと、
それを、「伝道師」として、世界に向けて発信していくことにもつながります。
やり甲斐があります!!
責任もあります!!
現在、IFPAの日本の会員は約600名。
小さな団体ではありますが、ここに集まる人達が、今後のアロマセラピー業界において、大きな力になっていくのではと思っています。
イギリス式のアロマセラピーのお話を聴きたい方、是非IMSIのアロマ体験会にいらしてくださいね。