冨野学院長のブログ

2019.05.21

リーキーガット症候群と自然療法

先日のIFPAアロマセラピーコースの最終回にて、

リーキーガット症候群をお持ちのクライアントの話が出ました。

 

「リーキーガット? 聞いたこともない・・・」と思う方も多いかもしれません。

医学書にも載っていないし、

ましてや、どんなに東洋医学の古典をひっくり返しても、載っていないですよね。

 

勉強したつもりでも、

医学の世界は日進月歩。

「勉強は、これで終わり!」ということはありません。

「常に学んでいる」という状態が、望ましいのですが、

少なくとも、「分からないことがあればすぐ調べる」という姿勢が

大切ですよね。

 

私にも、これまでのセラピスト人生で、

クライアントと接する中で、知らない言葉に遭遇し、

急いで調べるということも、よくありました。

 

昔は、医学辞書や薬の辞典が入っている電子辞書が必携でしたが、

すっかり、スマホの時代になりましたネ・・・(遠い目・・・)。

リーキーガット症候群ですが、

リーキーガット博士が発見した病気・・・ではありません。

Leaky(”漏れる”のリーク)に、 Gut(”内臓”のガッツ)を合わせた言葉。

 

腸に小さな穴が空き、

通常は吸収されないような大きな分子や毒素が、腸壁から吸収されている状態です。

 

それにより、

アトピーや喘息、花粉症などのアレルギー症状、

過敏性大腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病などの消化器系の不調、

不眠、うつなどの精神症状や、皮膚トラブル、自律神経失調症など・・・

様々な不調を引き起こすと言われています。

 

「原因不明」と言われていた自己免疫疾患も、リーキーガットが関連するとも言われていますし、

「なんとなく不調・・・」という殆どの方に、この症状があると言っても過言ではありません。

では、セラピストとしては、どんなことができるでしょうか?

 

セラピーは”治療”ではないから、何もできない・・・?!

いえいえ、そんなことはないのです。

海外では、セラピストとは「リラクセーションのトリートメントを施す人」という意味ではなく、

「クライアントを心身共に健康に導く専門家」という位置づけです。

 

直接、腸に対して治療をする訳ではありませんが、

できることは沢山あるハズです!

 

例えば、

精油には、胃腸の働きをよくするもの、自律神経系を整えるものも多くありますし、

リフレクソロジーには脳や消化器系に働く反射区もあります。

経絡であれば、心経、心包経、胃経、脾経、大腸経、小腸経etc・・・、

皮膚表面から、自律神経や消化管にアプローチする方法は、

たくさんあるのです!

 

リラックスして美味しく食べ、

唾液の分泌を促進して、しっかりと食べたものを咀嚼し、

胃酸をタップリと分泌させて、消化管の運動を高め、

きちんと消化・吸収できるようにサポートすること・・・、

これは、むしろ自然療法が得意とする分野ですよ!

 

また、どんなセラピストであっても食生活の指導は、絶対に必要ですね。

クライアントの食生活をよくヒアリングし、

「何を食べたら良い?」のアドバイスの前に、

「合わないものを食べていませんか?」も、確認してみましょう。

↑南アフリカのインガ・ドーガン先生来日の際に、胃酸の分泌を助けるものとして、

オーガニックリンゴ酢とレモンジュースが紹介されました。

 

現代人の悩む不調に対して、

セラピストができること、もっともっとあると感じています。

セラピストの皆さま、今こそしっかりと学んだ知識を役立てていきましょう~。

そして、私たちが活動することで、心身共に健康な日本人を増やしていきましょう!

 

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