2025.07.23
いじめや暴力が減った!英国発祥のタッチケア
目次
教育現場で活用される「タッチの力」
イギリスでは、医療や福祉だけでなく、教育の現場でも自然療法やタッチケアが積極的に取り入れられていることをご存じでしょうか。
なかでも注目されているのが、英国発祥の「ストーリーマッサージ」というタッチセラピー。現在、イギリス国内の1000校以上の学校や特別支援学校で導入されており、素晴らしい成果を挙げています。
ストーリーマッサージがもたらす、学校での変化
ある治安の悪化に悩む地域の小学校では、いじめや暴力が絶えない状況が続いていました。
ところがストーリーマッサージを導入すると、子どもたちが「みんなのルール」「自分の気持ち」「こうしてほしい」といった思いをタッチセラピーを通して自然に伝え合うようになり、問題行動が大幅に減ったそうです!
さらに、子どもたちが学校での出来事や先生からの伝言を、タッチセラピーをしながら家族に伝えるようになり、家庭内のコミュニケーションも良くなったといいます。

特別支援教育での奇跡のような効果
目に見える成果を上げているストーリーマッサージですが、もっとも深い効果が現れたのは、特別支援教育の現場でした。
このセラピーは、受け手がコミュニケーションが苦手でも、寝たきりでも、車椅子でも、安全に、効果的に行うことができます。
しかも、「やってもらう」だけでなく、「やってあげる」こともできるのが特徴。支援を必要とする子どもたちが、相手に触れて気持ちを届ける体験を通して、自信やつながりを育んでいけるのです。
お互いにオキシトシンが分泌され、「奇跡のような変化」が起きることも珍しくありません。

ストーリーマッサージ誕生のきっかけ
この素晴らしいセラピーを開発したのは、英国人のメアリー・アトキンソン先生。
もともとジャーナリストとして活動していたメアリー先生は、取材を通じて自然療法と出会い、その魅力に感動してセラピストに転身。ホスピスで補完療法のサービスを立ち上げ、緩和ケアや終末期ケアの分野で数多くの患者さんに寄り添ってきました。
その経験のなかで生まれたのが、「服を脱がずに、やさしい語りとタッチで心身を癒す」という手法でした。

日本での大きな転機:東日本大震災
2011年、メアリー先生はボランティア団体Cocoroのメンバーとともに、東日本大震災の被災地・陸前高田市を訪れました。
保育所で紙芝居とタッチケアを組み合わせた活動を行ったことが、ストーリーマッサージの誕生につながります。
先生が大切にしているのは、「病気や障がいの有無、年齢や境遇に関係なく、すべての人にポジティブな触れ合いの機会が必要」というビジョン。
そう、ストーリーマッサージは子どもだけのためのものではなく、「すべての人」に届くセラピーなのです。
実際に、ストーリーマッサージを受けた認知症の方が、突然昔の記憶を思い出したり、懐かしい話を語り始めたりすることもあります。
また、このセラピーをきっかけに創造性が刺激され、仕事や学業への集中力や効率が高まったという声も多く聞かれています。

家庭で行うタッチセラピーは、宝物のような時間
ストーリーマッサージの美しいところは、「母が子どもにやってあげる」だけでなく、子どもが親や祖父母や友達や先生にしてあげることもできること。
そして、ぬいぐるみやペットにしてあげる子もいます。
実は、わが家でも毎日のようにストーリーマッサージを行っています。
娘が小さい頃から、大好きな動物や恐竜たちと一緒に冒険するお話を、即興で語りながらタッチングをするのが夜の習慣になっています。
ときには娘が私にしてくれることもあり、そのおかげで……
- 言葉の習得がスムーズだった
- 想像力と自由な心が育った
- 優しい子に育った
- 寝かしつけがラクに など、さまざまなうれしい変化を実感しています。
もちろん、小さな子だけでなく、年齢の大きいお子さんとのスキンシップにもぴったりのセラピーですし、アロマなど他のセラピーとの組み合わせも自由なのです。
この夏~秋、ストーリーマッサージがオンライン・通訳付きで学べます!
この夏~秋は、ストーリーマッサージのプラクティショナー養成コースが2年ぶりにIMSIで開催します!
次回のブログでは、この講師を務めてくださる、特別支援教育のプロフェッショナルであるウナ・カレン先生についてご紹介します。
とっても素敵な先生なので、お楽しみに~!
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