2010.10.05
ベビーアロマセラピー
さて、昨日はフラゴニアの精油で親子マッサージをした話をしましたが、
今日は、ベビーアロマセラピーのお話をひとつ。
過日、ママ友から電話がなりました。
お話を伺うと、1歳半のお子さんが風邪で体調が悪く、免疫力を上げるために、
「嵯峨さんがしているような、アロマを使ったケアをしてみたいのでけど、何をどこに塗ったらいいの?・・・えーと、それで、家にある精油は、アロマティークのラベンダーとユーカリプタスナローリーフ、オレンジ、ネロリ、フラゴニア、、、なんだけど。どれを使ったらいい?」
との相談が。
ママ友はアロマセラピストではないので、精油を持っているけれど、その効果的で安全な使い方、ブレンドテクニックとかを、学んだことがないのです。
確かに「精油はもっているけれど、どのように使っていいか分からない」という方は多く、ましては、小さな子供の場合は、使っても大丈夫なんだろうか?と心配になったりするようです。
子供だってアロマセラピーのパワーで元気になったり、体調がよくなったりと、素敵なことがあるのですよ。
ただ、ベビーケアに精油を使う時には、大人に比べて特別の配慮をした方がいいでしょう。IMSIのベビーケアアドバイザーコースでも、乳幼児に対するアロマセラピーを学びますが、その中からいくつか、大切なポイントをご紹介しますね。
まずは準備編から
● 精油がオーガニックなど、セラピスト用として優秀か?古くなっていないか?
● オイルやジェル、クリームなどの基材はあるか?
↓ 質の悪い基材、精油など、赤ちゃんの肌は敏感ですのでリスクにも。
それから、精油の種類を選ぶこと、アロマセラピーの手法を考える時には、
● 選択する精油の化学成分を頭にイメージすること。
↓ ケトン類、フェノール類、アルデヒド類などが多く含まれる精油は選択肢から外すことも必要で、モノテルペン、アルコール、エステルなどのバランスもみること。
● オイル塗布、芳香浴、アロマバスなど精油の使用方法を吟味すること。
↓ オイル塗布の場合は、どこを選ぶのか?
● アロマセラピーのタイミングと行う間隔
などなど。
他にもいろいろあるのですが、知識ばかりあっても、意外とおこたってしまうのが、香りのチェック。
赤ちゃん自身、つまり赤ちゃんの脳との相性をみること。
というのも、症状にあわせて精油を選んでも、赤ちゃんが嫌いであったら、脳と神経系に影響してしまって効果が得られませんので。
精油を選んで、洗面器に2,3滴入れ、お湯を注ぎます。
精油が揮発されて、お部屋の中がその香りが広がりますので、赤ちゃんがどのように反応をするのかを見ます。変化がなければOKですが、急にわーっと泣き出したり、かんしゃくっぽくなったり、そして、何よりもいつも一緒にいるママが子供の表情をみて、気になる変化がないか観察を。
・・・
さてさて、ママ友は、電話先で私の話を聞きながら、香りのチェックをしていたようです。スゴイ早業ですね。そして、特に問題なさそうというこことで、アロマブレンドの作成にとりかかることに。
・・・・続きはまた次回に。