2011.03.29
介護・グループホーム 高齢者へタッチセラピー ボランティア
港区にあるグループホームで生活をしている親戚に会いに行きました。
場所はメトロの広尾駅から歩いてすぐ、
有栖川公園に隣接している 「ありすの杜 南麻布」。
公園が近く、まわりには大使館が多い、
緑とスペースが多いリラックスしたエリア。
特別養護老人ホーム
認知症ディサービス
ケアハウス
ショートスティ
グループホーム
など敷地内に複合的な施設があります。
グループホームに入ると、スタッフの方が温かく迎えてくれました。
この施設は個室ですが、リビングにオープンキッチンがあります。
スタッフと一緒にご飯をつくったり、食器を洗ったり、いろいろな作業をしているそうです。
私達が到着した時は、手作りのお菓子が準備されている途中でした。
施設の中のつくりや雰囲気全体が、とても過ごしやすそう。
スタッフの方の温かい・素敵な空気が漂っていました。
入居しているのは私の母の叔母。若いころは看護師さん、その後は、お茶を教えていたこともあり、お部屋にはそのセットが置いてありました。
まずは久しぶりに個室でゆっくりお話を。
スタッフの方からコーヒーと手作りおやつを頂戴しました。(とても美味しかった!)
そのあと、持参したアロマセラピーオイルを使ってハンドマッサージをしました。
スタッフの方に事前に「他の方でもご希望の方いらしたら、どうぞお声かけください」と伺っていたのですが、「前にもハンドマッサージ好評だったので、是非お願いします」となりました。
リビングルームで休憩されていた方とハンドマッサージが始まりました。
「こんにちは。よろしくおねがいします」という元気な挨拶から始まり、手の話、日頃の生活の話、好きなものの話、若いころの話、ダジャレなど、いろいろなお話を伺いながら、タッチケアが続きます。
片方終わった段階で、ご本人やスタッフの方に手の温度差、関節の動かしやすさなどを確認して頂いたりもしました。
短い時間でも肌の色や、温度、動かしやすさが変わるので、驚かれます。
中には、終わってしばらくしてから、手をこすりあわせて、
「うん、このオイルいいわー。香りも、手の感じもいい。これ、また持ってきて!」というお声も。
一緒に行った4歳の息子も、そして小さなワンちゃんも、
入居者の方の癒しや、楽しい刺激になっていたようです。
私は、リビングをくるくる回って、元気と楽しさを頂きながら、
自分の中のエネルギーも、グングン上がっているのが、実感できます。
スタッフの方から、「また是非来てください」と声をかけて頂きました。
ボランティアの取りまとめなども行なっている介護職・社会福祉主事の中島さんと。
↓
他の施設では、マッサージや触れることを、
受け付けていない施設がとても多いのだとか。
この施設は、ボランティア活動を積極的に受け入れていらっしゃるとのこと。
また、来れると思うと嬉しくなりますね!
ところで、
自然療法を学ぶ方には、老人ホームなど、高齢者へのボランティアケアを希望される方が多いのです。でも、サロンで行うセラピーとは違った環境になりますから、別の準備が必要になるわけです。
通常のセラピーと違って、このような施設で行うタッチケアの実践は
● 受ける方の楽な姿勢に合わせて、自分が動くこと。
● お話を「聴く」こと。そして、どっぷり、それを楽しむこと。
● しっかり皮膚、筋肉、骨をみて、感じながらタッチの方法を変えること。
● 心地よいかどうかの確認を言語と顔の表情で確認すること。
● 自分のタッチがどのような影響を与えているか、自分自身で感じてみること。
● 皆へ、同じトリートメントをしようという思考を、どこかに置くこと。
などなど。
ここには、書ききれない、大切のポイントがいくつもあります。
もちろん、心地よさは最優先ですが、
その心地よさは、相手にとっての、ですから、
どんな行動をとり、どんな環境・そして雰囲気で引き出すか、
いくつかのモデルがあるのです。
今後は、このようなセミナーも行っていこうと検討中です。